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アクサセリー売り場で学ぶ「なぜそれは売れるのか?」

有名デパートに期間限定出店するクライアントさんのお手伝い要員として、店頭に立つことになりました。

人通りが激しい1階フロア、入り口正面のアクセサリー売り場。1日10時間×4日間。最初は、ただのサポート要員のつもりでしたが、なかなか見応えがあります。

見応えポイント。
来店者が入り口のドアを開けると、ほぼ真っ直ぐお目当ての売り場に直行する
のです。ふらふらしても、頭の中は8割方、お目当てのショップが「目的地」という足取り。日曜はその傾向が顕著。雑誌などを見て訪れる会社員の方たちかな。

足を向けている時点で、ほぼ買う気でいると思われますので、商品決定までのリードタイムが短い。

アクセサリーは、生活必需品ではありません。だけどデパートに並ぶ商品は平均3-5万円くらい。そして、あまり洋服に比べて商品力の差が出にくい商品(だと思う)。でも売れていくのです。一体 お客様が選ぶ(=足を運ぶ&財布を開ける)ポイントは何か?まだ明快な答えではありませんが、一つは、人の深層心理に無意識に働きかけるブランドが持つイメージではないかと思いました。

「デパートに出店するようなブランドは広告宣伝費にお金使えるから、そりゃそうでしょー」と、他人事にように捉えている場合ではないのです。どうやって、あのように人の深層心理に無意識に働きかけたらよいのか考えないと。と、大きな気づきや学びになっています。

私たちのような小規模事業者は、あんなに雑誌掲載に金かけられない。ではどうやって深層心理に働きかけ「自分を目的地にしてもらう(会ってみたい、見てみたい、相談したいと思ってもらえるようにする)」のか。

私は一つの答えとして、商品やサービスを通して伝えたいメッセージを伝え続けることではないかと思いました。単にSNS発信ではないです。ここは勘違いしてはだめ。

商品やサービスを通してあなたが伝えたいメッセージを伝え続ける。
それはSNSでもいいし、リアル交流会でもよい。商品・サービスではなく、それを通して伝えたいメッセージ(くどいけど何度でもいう)。

何をする人。だけではなく
どんな未来を提供したいのか。
どんな未来を提供できるのか。

最近、ビジネスの核となるコンセプトの重要性を再認識していますが、またここでもその重要性を深めることになったと思います。

★コンセプト設計からビジネスモデル開発まで。



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