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記憶は手がかりから

記憶する時は思い出す手がかりを増やせば記憶しやすくなると思います。

例えば歴代の征夷大将軍を覚えなくてはいけないことになったとします。
この時に皆さんはどう覚えるでしょうか?

この時に思い出しやすくするために、将軍ごとに手がかりを増やしていきます。

初代は家康(1543~1616)ですが、思い出す手がかりとしては江戸幕府を開いた人物、関ケ原の戦いなどその人物に関連することを思い出すときの「タネ」とすれば、思い出しやすくなります。

歴代15人いるわけですから、言い方が悪いかもしれませんが存在感が薄い将軍もいることでしょう。
3代目家光(1604~1651)、5代目綱吉(1646~1709)、8代目吉宗(1684~1751),
15代目慶喜(1837~1913)
などはある程度知名度をもっていますから覚えやすいと思いますが、その他は名前も聞いたことがないという人もいるでしょう。

2代目秀忠(1579~1632)を覚える際には、ただ名前を覚えるだけではなかなか思い出せないでしょう。時間を経ればいずれ覚えるでしょうが、できれば短時間で記憶してしまいたいものです。

その時に思い出しやすくするために、秀忠に関する出来事をセットで覚えてしまった方が関連付けて覚えるため尾も出しやすくなると思います。

覚える内容は何でもいいですが、私は武家諸法度を最初に発布した人物として記憶しています。私はこれで覚えられたのでこれ以上は関連する出来事を覚えませんでしたが、これだけでは思い出せる手がかりが少ないと思ったなら追加で覚えるのもよいでしょう。

11代目家斉(1773~1841)はどうでしょうか。家斉は寛政の改革の時の征夷大将軍で、隠居してからも政治の実権を握っていたことからその時代のことを「大御所時代」と呼ぶようになりました。 

寛政の改革と大御所時代という二つの手がかりがあるので、それらをセットで覚えてしまうと思いだしやすくなるでしょう。ただ闇雲に書いて覚えるなど、時間がかかるものは効率的に記憶する際にはよくないでしょう。このように関連付けて覚えることで思い出すための「引き出し」が増えますので、結果的に記憶しやすくなります。

また自身が知っていることと結びつけることでその効果が高まります。それはなんの脈略のないものでもある程度の効果はあるでしょう。

私は家斉の生没年を見た時に、「ベートーヴェンの生きた時代と大体重なっているな」と感じました。ベートーヴェンは1770年生まれ、1827年没なので自分が知っていることと結びつけることで思い出しやすくさせます。

貴方が知っていること、何でも構いません。知っていることと覚えたいことを結びつけることでより記憶をより強固にするでしょう。


と、いうのを感じたのですがどうでしょうか?
もちろん私の感じたことなので専門性はありませんが、関連付けて覚えるのはただ名前を覚えるよりもはるかにいいとは思っています。

 

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