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新入生は頑張りどころを間違えるな!!!

さてさて、こんな私も37歳になりました。

色々な事が始まる季節。


新しい年度に新しい元号、新しい歳にワクワクしています。


そんなワクワクが空回りしてほしくないのが

新入生として入部まもないアスリートの皆様です。


どうしても入部してすぐは

少しでも高い評価を先輩や指導者から得られるように

無理をしてしまいがちです。


それが会社組織であれば5月病と呼ばれる

頑張りすぎた代償の疲れやだるさが出現しますが。


部活の場合,over use(使いすぎ)や

不意なケガへも繋がりやすく、春時期の

ケガの特徴としてあげられます。


先に何年も練習をしている高校生や大学生に

数ヶ月間まともに練習していない

中学生や高校生が一気に同じ量の練習をするのですから

身体は悲鳴をあげて当然です。



強いチームでライバルが多いほど

そういった傾向は強くなるでしょう。


しかし、いつもしていない動きや

初めての練習メニューで頑張りすぎるのは

想定外の負荷や疲労が蓄積されるために要注意です。



そんな状況で私がオススメするのは、

動きやパフォーマンスでの頑張りよりも

まずはコーチの話を聞き、先輩たちの動きをみて

聞く、みる、そして考えるという部分で頑張ることです。



練習の目的やコーチの意図、先輩たちの動きを

注意深く観察し、考えることでこれから実施すべき内容が

より具体的に行動できるようになります。


人と違う目立ったことをしようと過度に張り切ると空回りの危険性もあります。


まあ、私自身がそういう選手に関わり

苦い思いをたくさんしてきたのですが。


もし新入生に関わるトレーナーの方々はそういった視点で

指導に関わって頂けると不意なケガやオーバーユースも

少しは減るのではないかと考えています。


そういった前提で新入生をみていると見えてくる視点も多々あります。


先日指導している空手道部に行った際

上級生は国際大会や他の遠征等で不在中で、下級生中心に実施しました。


継続的にサポートをしていると柔軟性も向上し、身体操作も高度になってくるので

何がこのカテゴリーで難易度が高いのか負荷設定や

"よし"とする境界線を見誤ることがあります。


上級生が簡単にできることが、そもそも一回もできない。

硬すぎて、ルーティーンのように実施しているトレーニングが

そもそも出来なかったりするのです。


こういった場合にはもちろん強度を下げ、

他の種目を提示したり、それができるようになる為の

ストレッチやアシストトレーニングを指導はします。


でもわざわざ強度を落として指導する時間も

勝利を目指す選手やチームにとってはもったいない時間になることもあります。


ほとんどの場合、こういった際にはすでに実施できている

上級生に全体でのトレーニング時間以外でも指導してもらうようにしています。


教えることはただなんとなくトレーニングを実施しているだけでは困難です。

また競技以外で下級生が上級生から指導を受けることは

チームビルディングの上でも有効なこともあります。


トレーニングの得意な選手が競技レベルが高く、

レギュラーというわけでもなければ

チームではあまり試合にでれないけど

真面目にトレーニングに取り組んで

理解度の高い選手が日の目を浴びる瞬間でもあります。


また、そういった上級生から下級生への

引き継ぎがスムースに

かつ、自主的に実施されるチームは

勝ち続けるチームなんじゃないかと考えています。



ただきついことを無意味に実施するさせる上級生には

自身の成長が待っていない

そう感じています。



最後までお読みいただきありがとうございました



GMを務めるフィットネス複合施設

LibreBody(リブレボディ)


統括部長を務めるスポーツトレーナー協会

(株)JARTA international


代表を務めるうどん県うんどう会HP


http://udonken-undoukai.com

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