J.D.サリンジャー/フラニーとズーイを読んで
J.D.サリンジャーの『フラニーとズーイ』(訳:村上春樹)を読んで感じたことを書きます。
サリンジャーの他作品の『ライ麦畑をつかまえて』と比べて、登場人物のフラニーとズーイの会話に迫力があって面白かった。
ただ、キリスト教の色が強く、その背景を知っていないとちゃんと理解するのが難しいのかなと思いました。
この本を簡単に説明すると、女子大生のフラニーと兄の俳優のズーイの物語です。
フラニーがエゴだらけの世界に対してノイローゼになり、神さまに救済を求めて毎日祈っています。そん