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4/1〜5の日記

4/1
新年度の幕開けだ。これは永遠の疑問なんだけれど、エイプリルフールの存在意義がわからない。嘘で笑顔を生み出すが目的なのであれば、新生活に疲れが生じる5月もしくは6月に開催した方が救われる人も多いはずだ。なぜエイプリルフールは新年度の始まりに開催されるのか。その答えは新年度で背筋を伸ばす必要があるという定説は嘘だという意味だ。誰かにとっては人生を変える大きな一歩であるが、人生という長い尺で見るとその始まりはただの点に過ぎない。10年後に今日という日を鮮明に覚えている人はほとんどいないし、多くの人が思い描いていたキャリアとは別の道を歩んでいるのも事実だ。新年度だからといって背筋を伸ばす必要はない。それは人生の中のたった1日でしかないのだから。エイプリルフールにそのような役割があるのであれば、4月1日の開催で救われる人は多いはずだ。とはいえ、1日を大切に過ごす必要はあるのも事実で、その繰り返しが輝かしい未来の訪れにつながっている。嘘で救われる世界の実現を目指すエイプリルフール。これまで書いたものは全部嘘かもしれない。信じるかどうかはあなた次第。新年度を迎えたすべての人に幸あれ。

4/2
猫の自動給餌器が届いた。これまでは決まった時間にご飯をあげていたのだけれど、その縛りからようやく解放された。ペットカメラもついていて、暇さえられば猫の動向をチェックしている。ご飯を食べる瞬間に映る猫のドアップが愛しくてたまらない。猫も人間の都合によってご飯の時間を変えられる心配がなくなって安心したことだろう。我が家の猫はコンセントを噛まないお利口さんなのだけれど、自動給餌器のコンセントは何度も噛んでいるそうだ。このままでは猫が感電してしまう。コンセントが壊れるのはどうでもいいが、感電しないように工夫しなければならない。とはいえ、猫のQOL向上は人間のQOL向上にも繋がる。これほどまでに両者が幸せになれるアイテムを生み出してくれた開発者さんと会社には頭が上がらない。話は変わるが、ランチパックとちいかわのコラボ商品「ランちいパック」をコンプリートした。おかしい。好きな人の影響でどんどんちいかわが好きになっている。iPhoneの裏、AirPodsのケースなどあらゆる場所にちいかわがいる。これが接触効果なのかと肌で感じている。どうでもいいものも過ごす時間を増やせば少しずつ興味を持つ対象に変化すると知った出来事だった。

4/3
目を覚ますと倦怠感があった。体が熱に包まれている。体温計で熱を計ると38.6℃だった。またしても体調を崩した。難病の注射の影響で体の免疫力が著しく低下している。低気圧の際は身動きが取れなくなる。毎月のように体調を崩しているので、嫌気が差すのも仕方がない。病院はどこも空いていないし、家の中に薬もなかった。悲しきかな、家に誰もいない。自前で薬を調達する必要がある。僕はなぜか体調不良の時に限って、食欲が爆発する。どれだけ食べても物足りず、冷蔵庫の中やお菓子置き場を何度も漁ってしまう。家の中に食べ物がないとわかり、薬を買いに行くついでに食べ物を買おうと決心した。体が鉛のように重い。加えて、」視界もぼやけている。とりあえず頓服を飲んでから家を出た。薬局で薬を購入する。店員さんの「お大事に」という優しい言葉に涙が出そうになった。家の近くにある食堂に足を運ぶ。ご飯を大盛りにした。30歳を超えてから大盛りを頼むのが恥ずかしくなったのだが、とにかくこの腹を満たしたかった。余裕で完食。それでも腹は満たされない。スーパーに寄ってスナック菓子を購入する。現在コアラのマーチには人の名前が記入されているらしい。そのいい文句に導かれるようにレジに持って行った。家に帰って薬を飲む。その勢いでスナック菓子を食べた。それでも腹は満たされない。自分が怖いと思った。食欲が少し満たされたからか、倦怠感が少しマシになった気がする。いや、薬のおかげか。熱を計ると37.7℃だった。マシになったという感覚は錯覚だった。まだパートナーは帰ってこない。とりあえず寝ることにした。ベッドに入り目を瞑るが、なかなか眠りにつけない。その隣でぐっすり眠る猫が素直に羨ましいと思った。ベッドの中で天井を見つめる。目を開けて閉じるの繰り返しを2時間ほどやっていた。時刻は23時。ここまで眠れないのはさすがにおかしい。いつもはあっという間に時間が過ぎるのに体調不良になったときの時の流れは遅くなる。結局眠れないまま0時を迎えた。パートナーが帰ってきた。するとすぐに眠ることができた。朝にパートナーの帰りを待っていたのかと気づいて、恥ずかしいと思った。

4/4
薬のおかげで仕事ができるぐらいには体調が回復していた。新年度の始まりは散々である。だが、自分の人生はいつだって尻上がりであることを知っているため、それほど気にならなかった。これが31年生きてきた恩恵なのだろうか。よくわからないけれど、前向きな思考で生きられて良かった。所属している企業の社長と1on1だった。話を進めていると「佐藤さんの視点はどちらかというと経営者だね」と言われて素直に嬉しかった。昔から物事を俯瞰的に見る癖がある。斜に構えていると言っても間違いではないのだが、大人になってこの特性が役に立つとは思いもしなかった。大学生時代のインターンで高学歴の方ばかりの中でとある施策を考えるワークショップを考える機会があった。自身は低学歴だったため、高学歴の方からするとお荷物だったのだろう。意見は聞かれず何もしないでと言われる始末。1時間近くがたったが、全く進捗がないため、開始3分で気づいたことを伝えた。するともっと早く言ってよと言われた。その案が採用され、僕たちは一番いい成績を獲得できた。低学歴だからといって舐められるのが悔しかった。だからこそ、10年後に高学歴の人たちに勝てるようになろうと決心した。今となっては何をもって勝ち負けなのかはわからない。だが、1on1の際に社長に言われた言葉で自身の成長を実感できたのは事実だ。まだ何かを成し遂げたわけではないが、10年前のあの日よりも確実に成長している手応えがある。比べるべきは相手ではなく、昨日の自分。慢心せずに仕事に取り組んでいきたい。

4/5
朝からMTG続きだった。最近は「自分主催のMTG続きだったため、参加者として参加できるのは心が軽やかだ、主催の苦しみを知っているからこそ、積極的に発言をしたい。思いがうまく伝わるように言葉を選ぶ。どう映ったのかはわからないが、MTGに嬉しいメッセージをいただけたので今日はもう花丸です。抱えている複数の案件が佳境を迎えている。あと少しで終わりそうなのでしっかり最後まで走り抜けたい。そういえば昨日採用広報のセミナーを受けた。どの講師も口を揃えてまずは量をこなせと言う。これを自身に置き換えると毎日更新という点で量の部分はクリアしている。だが、あまりのも数が膨大すぎるので、どれを分析すればいいのかがわからない。これは完全に悪い例だ。とはいえ、毎日更新が誰かに読まれるために続けているわけでなく、あくまで自分のために続けている。そう考えるとその目的は達成しているので、分析をしなくてもいいのかもしれない。セミナーで学んだことをきちんと活かせるように戦略を考えていきたい。週末は山に籠るのだが、天気が良くないらしい。てるてる坊主でも作ろうかな。きっと作らないけれど。

4月の1週目を終えた。時間の流れが恐ろしく速い。今週は体調が悪い日が続いた。エイプリルフールの話は自分に言い聞かせているのかもしれない。人生のたった1日を終えただけ。全身の力を抜いて、自分のペースで歩んでいく。そっちの方が自分に合っているし、生きやすさは自らによって創り出すものだ。その先に待つ景色はどんなものだろうか。1年後の自分は今よりもっと成長しているはずなので、ゆるりと、だが虎視眈々とやり続けよう。

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