4/11
先日御殿場に行ったときの余韻がまだ抜けない。家に帰ってきたその日から毎日撮った写真を見返している。妻と同棲を始め1年以上の月日が経った。自分1人の生活ではなくなり、最初は価値観のすり合わせに難航したのだけれど、数々の話し合いを経て、居心地の良い関係を取り戻した。学生時代に普通の家族がするような旅行や行事をほとんど経験してこなかった。将来家族ができたときに学生時代にできなかったことを全部やりたいと思っていて、それが今少しずつ現実になってきている。今回の御殿場もその一環である。おそらく自身の幸せのハードルは、難病になったことも相まって人よりも低い。当たり前のように家があり、ご飯を食べているだけで涙が出る場合もある。旅行とは非日常を味わうために行われる。1人でも実施できるけれど、一番大切な人と過ごす時間は尊さを生み出す。当たり前じゃないからこそいつまでも余韻に浸っていたい。今の暮らしには満足している。だが、やりたいことはまだまだたくさんあるため、それを一つでも実現できるよう日々を過ごしていきたい。

4/12
御殿場で購入した御殿場ハムが食卓に並んだ。普段は家でお酒を飲まないのだけれど、その日は妻と一緒にお酒を飲んだ。「旅行のお土産はそこに行ったことを思い出すきっかけになるよね」と妻が言う。その通りだと思った。どんどん旅行地での思い出が蘇っていく。グランピング施設で富士山を見たこと、BBQをした後にした焚き火、2時間ほど待って食べた肉肉しいさわやかのハンバーグ、秩父宮記念公園で見た桜の美しさ。その場所で見聞きしたものをいつまでも忘れたくないと思った。だからこそ、日記に書いたり、写真に残したりしている。やがて思い出は薄れていく。だが、日記と写真があれば、その日に戻ったような感覚が生まれるに違いない。そう信じて、日々の暮らしを残す作業を丁寧に進めていきたい。

4/13
所属している会社の福利厚生でお昼に同僚と鰻を食べた。4,000円ほどする鰻重は良い脂が乗っている。噛めば噛むほどに旨みが出てくるので、箸が止まらなかった。その後喫茶店に移動して仕事の話をした。その人は会社で業務委託として働きながら会社を経営している方だ。経営の楽しさややりがいなどを聞いた。いつか自身も起業したいという思いがある。先輩経営者方の話は貴重だった。その後古着屋さん巡りをするために高円寺へ足を運んだ。高円寺についたものの、オンラインで古着を購入したことを思い出し、古着屋巡りをする気がなくなってしまった。何軒か古着屋を巡ったが、お店を1周するだけで何も購入しなかった。何をしに来たのかがわからなくなった。すぐさま高円寺を離れ、家の近くのカフェで仕事をした。こんなときは切り替えが重要である。数時間仕事をして、ご飯を食べて帰宅した。こんな日もある。それがたまたま今日だったに過ぎない。

4/14
当日にスシローに行きたくなったため、急遽予約して行くことにした。近隣のスシローの予約枠の空きがなかったため、荻窪店まで足を運ぶ羽目になった。それでも予約できたのは20時。それまで時間を潰すために荻窪のカフェで読書をしたり、仕事をしたりした。スシローに入ってびっくりしたのは価格の上昇だ。数年前までは1皿100円だったのに、今は150円になっている。それでも安いのでありがたいのだが、どの店も生き残るために苦労をしていることがわかる出来事だった。回転寿司に行ってお腹いっぱいになった試しがない。満腹の前に満足がやってくる。そのため、家に帰ってから何かを食べている。今回も同じような展開になると思っていたが、昔よりも食べられない。歳を重ねると食べる量が減るを目の当たりにした瞬間だった。もうすぐ油物も食べられなくなる可能性が高い。今のうちに焼肉やラーメンなどをたらふく食べよう。

4/15
今日は取材の同席から1日が始まった。取材が終わり、インタビュイーにフィードバックを実施した。外に出ると雲ひとつない快晴で日中は半袖でも過ごせる気温だった。嬉しくなって家の近くをお散歩。小学校の前を通るとグラウンドを駆け巡る子ども達がたくさんいた。サッカーをしたり、野球をしたりとそれぞれがそれぞれに楽しんでいる。お天気の日は外で遊ぶに限るよなぁと思った。でも現実には仕事が待ち受けている。散歩を終え、すぐさま仕事をした。家に帰るとたけのこのいい匂いがした。今日はたけのこご飯を作ってくれたらしい。炊飯器を開けるとたけのこの匂いが部屋中に飛び回った。食卓についてご飯を食べる。あまりの美味しさに箸が止まらず、きちんとおかわりもした。今日は何気ない1日だったけれど、美味しいものを食べられてとても幸せだった。

4月も折り返し地点を迎えた。難航していたことも少しずつ軌道に乗り始めている。5月に大阪に帰省する。少しずつだけど友達に会う予定が決まってきた。友達との約束を糧に仕事を頑張りたい。大阪に帰省の時に会いたい人がたくさんいる。行きたい場所もたくさんなので、限りある時間をどう有意義に過ごすかをかんがえていきたい。