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哀の二乗

お酒の勢いで誰かに抱かれて、満たされた気になる。実際はまったく満たされなくて、残るのは虚無感だけ。街行く雑踏の中、君の面影をいつも探しては、違う人に君を重ねるそんな毎日を過ごしています。

あそこも行ったよな、あんなこともしたよなって、思い出すのはいつも楽しかった思い出と君の笑顔。辛かったことは思い出せず、良い思い出ばかりが美化されるから参っちゃうよね。

会わなきゃ良かったかな。でも、会わなきゃこんな気持ちにもなれなかったのかなって、考え出すときりがないよな、ほんと。どっちが良かったかなんて、いくら考えても結論は出ないし、恋は落ちてしまったもん負けなのです。

君の「たった1人」から「ただの1人」になってしまうなんて、考えたくもなかったな。君とのお別れが現実になるなんて、思ってもみなかったな。嬉しいことは2倍で、悲しいことは半分こ。君と私の愛の二乗は、いつしか哀の二乗に街行く雑踏の中、君の面影を探しては、違う人に君を重ねるそんな毎日を過ごしています。

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