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生きやすくなる工夫

多くの人が「生きづらさ」を抱えて日々を送っているのではないでしょうか。

いくらのたうちまわっても、変わらずに人生は続くのだから、少し角度を変えてみる。ちょっとした工夫を入れるだけで心は軽やかになります。それは自分のことを「好き」と思える瞬間を増やすことです。逆説的に言えば、自分のことを「嫌い」だと感じる瞬間を減らしていくことになります。

たとえば、「この人と一緒にいる時の自分が好き」という感覚。ぼくは恋愛も、チーム作りも全てこの気持ちが根本にあるのではないかと思っています。「あなたのことが好き」だけでは、長続きしません。そうではなく、「あなたと一緒にいる時のわたしが好き」という気持ち。わくわくしたり、成長を感じることができたり、クリエイティブな考え方になれたり。

反対に「この人と一緒にいると自分の嫌なところが出てくる」ということがあります。いじわるなことを考えてしまったり、卑屈になったり、怒りっぽくなったり。相手のことが好きだとしても、執拗に追いかけてしまう自分のことは好きになれないものです。たとえ尊敬していても、その人と一緒にいると自分の嫌な部分がこぼれてくるのであれば、結果として自分のことを「好き」だと思える状態ではありません。

そういう時は、相手から距離を置いてみてください。できる限り、「自分のことが嫌い」だと思う時間を減らしていく。そうすると、気持ちが楽になります。

だからぼくは、「自分のことが嫌い」になるような人とは会わないし、そういう仕事はできるだけしないようにしています。それくらいのわがままは許されるべきで。なんてったって、自分の人生なのだから。

女性がダイエットしたり、お化粧したり、おしゃれをしたりする理由は、「周囲からの目」や「異性からモテるため」というよりも「好きな自分でいたいから」ということが大きいように思います。「自分のことを好きでいたい」ために努力する。好きでいられると「自信」という服をまとうことができます。それが目に見えない美しさの一つを構成していることは確かです。

「何が好きなのか」を明確にしてみてください。ピーマンは嫌いでも、「ピーマンを食べれるようになった自分が好き」ということもあるわけです。あるいは、「ピーマンを食べて健康でいられる自分が好き」という考え方もできますね。

本を読んでいる自分が好き。ギターを演奏する自分が好き。壁を乗り越えるために闘う自分が好き。「好き」のためなら人は努力できます。とにかく「自分の好き」に忠実になることです。そして、一歩引いたところから、その只中にいる自分のことが好きかどうか観察してみる。そうすると、気持ちが楽になります。

よくよく考えると、noteを書きはじめた頃からぼくは同じ内容のことを書いています。ぼくが妻のことを大切に想い続けることができる理由は、もちろん彼女の人間性や魅力もありますが、一方で彼女と一緒にいる自分のことを好きだと思えるという面も大きい。そのかけがえのない体験を与えてくれた感謝が、より「相手を大切にしたい」という気持ちにつながっているように思います。ぼくも誰かにとってのそんな存在になれるといいな。

彼女と一緒に過ごしながら、いろいろなことを学んでいます。

「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。