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【感想】スラムダンク2回目はDolby Cinemaで観てきました(ネタバレアリ)

  目安:約8200文字

※この記事にはネタバレが含まれます
※ちょっと止まらなくなってしまって長いです

初日の朝、12月3日。
通常版の『THE FIRST SLAMDUNK』を見てきたんですが
他の方のレビューを読ませていただいていても
やはり音が素晴らしい映画だったという事を感じています

そこで12月10日。この日からスタートのDolbyCinemaで
もう一度観てきましたので(音と映像が更に良いと聞いたので)
今回はネタバレも含んだ感想と
Dolbyで観た感想もお伝えしたいと思います。

⚠️ネタバレを含みますので
 『THE FIRST SLAMDUNK』の内容を知りたくない方は
 お戻りになるか、ネタバレナシの記事をご覧ください

★ちなみにネタバレナシの短い記事は↓コチラです★

1.前提:原作リアルタイム大好き勢です

映画の感想を書く前提として
どんな視点で観ているのか
というものがあると思うのですが

  1. ほぼ情報がなく、この映画が初スラムダンク

  2. 原作から好きになった

  3. アニメから好きになった

  4. 原作もアニメも語れるほど好き

  5. 連載開始から32年間ガチで全部ずっと大好き

ざっくり分けると、こんなところでしょうか
自分自身としては2(原作に関しては語れると思う)です
原作コミックスから(ジャンプは買ってませんでした)です

あまり漫画本は持っていませんでしたが
スラムダンクは31巻まですべて持っていたので
度重なる引っ越しにも全て持って移動していたのですが
ある時一度ブックオフにセット売りをしてしまい
(当時持っていた本をほぼ手放したため)
現在はその後大人買いした
新装再編版全20巻を愛読している……という状況です

アニメは見ていたし大好きでしたが
高校を卒業してからは生活リズムがかわり
自然に見なくなってしまいました

つまり原作連載時の時間軸の中で
自分自身もガッツリ現役高校生だったので
いわゆるアイツらとの同世代感覚で
主に原作が好きでした

↑こういう人が
劇場版アニメ『THE FIRST SLAMDUNK』
を観た際の感想になります

2.公開前に世間が心配していたことに関しての感想

映画で取り上げるエピソードは何か
ボイスキャスト、CGなどなど
心配や考察はいろいろされていたようですが
個人的には井上監督によるGOの結果を、ただ待っていました。
なのであまり気にしていなかったのですが
あえて今、その点を意識してみると……

・エピソード

山王戦でしたねー。
TVアニメは途中で観なくなってしまっていたので
インターハイ直前で終了していたという結末を知らなかったのですが
原作で描かれている最後の試合が
メインエピソードになることで
皆が見たかったTVアニメの「その後」を
見届けるということが叶ったのではないでしょうか

そこにリョータのストーリーを絡めてきたことは
そう来たかー、というのと同時に
今まで知らなかった背景まで描かれることで
より深く映画を楽しめました

・ボイスキャスト

TVアニメの作画と今回の劇場版の作画が
基本的に大きく違うということもあり
(セル画→CG、井上先生が作画にも関わるなど)
今回の劇場版の作画のテイストには
すんなりと馴染んだキャスティングなのではと感じました。

何と言ってもキャスト声優の皆さんは実績のある方々ですから
井上監督がGOしたのなら
この映画に関してはそれがベストなんだと思います。

その中でも個人的にナイスキャスティング!
と感じるキャラクターがいましたので
ご紹介します
(※あくまで個人の感想です)

★野辺将広(山王工業・5)/声・鶴岡聡さん
 ダントツでぴったり!と思ったのですが
 皆さんどう感じられたでしょうか?
 もう、ポールがそこでしゃべっている
 としか思えませんでした!
 めっちゃ自然。声優さんって凄いですね。

★木暮公延(湘北・5)/声・岩崎諒太さん
 安定と安心のメガネ君でした。
 ヨカッタ。

★三井寿(湘北・14)/声・笠間淳さん
 約30年間三井推し補正という事はないと思います。
 個人的感想ではあるけれど
 最初から最後まで三井っていう感じでした。

・CGについて

現在のアニメーション技術って
詳しくないので何とも言えないのですが
そもそもなぜCGが心配されていたのかが良く分からなくて。
むしろ全て人の手で作画をして
試合などの複雑な動きを2時間分作るとなると
そちらの方が心配かもなぁという気がしていました。

そんな気持ちがあったので
「ほら、やっぱいいじゃ~ん」という気分になりました。

コート上にいる選手たちの
しっかりとばらばらに活動する
細かい個々の動きはもちろん
湘北ベンチの表現が素晴らしかった
という印象です

3.THE FIRST SLAMDUNKの情報を整理する

ここで一度情報を整理してみましょう

・ストーリーを振り返る

まず、ざっくり追うとすると
宮城リョータの過去エピソードから
オープニングにつながっていきます
あのオープニング、目にも耳にもカッコイイですね
最初からがっつり心をつかまれます

The Birthdayの『LOVE ROCKETS』と共に
鉛筆描き風の宮城、三井、赤木、流川、桜木が
順に現れてこちらに向かって歩いてきます。
この『登場人物が次々描き出されていく感』と
『楽器の音が次々重なっていく感』が
リンクしている構成もカッコイイし
「ワルモノ見参」感が半端ないです。

続いて対戦相手の山王工業登場のカッコよさ
湘北高等学校と同じタッチで描かれた
山王工業のスタメンが階段から降りて(?)きます。
つまり足元から登場するわけですね
お揃いのバッシュが見えたところで
対戦相手が山王工業であることが判明するので
キターッてなります。

原作大好き勢には
山王戦について語るのは今更感ありますが
あの試合が動いているという感動と
冒頭でいうと特に
試合の流れの中で「いっ」「いっ」の
奇襲サインからのアリウープが
観れた喜びは大きかったです

その山王戦に挟まれてくるエピソード。
主に今回の劇場版での主人公『宮城リョータ』の
生い立ちと成長、家族との関係などが描かれます。
リアルタイム読者が大人になった今だからこそ
響いてくるストーリーなのかもしれません。

原作以前のエピソードはもちろん
原作ストーリーの裏で
こんなことがあったのか、という部分
それらが総合的に
「今」である山王戦に向かって
集結してくる様は感動的でした。

一人のキャラクターにまつわる
成長背景、家族、葛藤、想いなどが
長い時間経過と共に描かれています。
連載やTVシリーズと切り離された今だからこそ
描ける物語なのかもしれないなと思ったし
他のキャラクターでも
掘り下げたストーリーが見たくなってしまいました。

山王戦のラストは
原作を彷彿とさせるスピード感溢れる演出
最後の無音長回し(この間ポップコーンは食べられません)
桜木と流川のハイタッチ(魅せ方と音が!!)
リョータが中心かのように感じる歓喜のシーン
駆け寄る湘北メンバーたち
という最強の流れでした。

そして舞台は数年後のアメリカへ
相手チーム山王工業エース沢北と
リョータの対決が始まるというシーンで
10-FEETの『第ゼロ感』が流れてラストです。

エンディングテーマが終わってからの
ワンカットシーンもじんわり来るものがあります。

・初スラムダンクの人にはどう伝わったのか?

前提にも書いた通り
結構原作大好き勢だと自分では思っているのですが
だからこそ
映画内で直接描写されていない部分も
知っているから無意識に補完していたり
原作でのみ書かれている心の声や回想シーンが
勝手に脳内再生されていたりします

何なら最後のシュートに繋がるパスを
流川からもらう直前に呟く桜木のセリフ
「左手はそえるだけ」が
声を入れず口の動きのみでしたけど
それが分かったのは原作で吹き出しを読んでいるからで
この演出にグッときたのは
そのセリフの詳細背景が分かっているからです。

逆に言うと
ほぼ情報がなく今回が初スラムダンクだった方には
どう感じたかなと興味があります。

【原作で確定している各キャラクターについての情報】
ここについてスタメンの情報を整理してみると

❼宮城リョータ(2年)
・陵南のスカウトを蹴って湘北に入学
・花道ら一年生が入学してきた時期は入院していた(ケガ)
・少々ヤンチャな印象のあるポイントガード

⓮三井寿(3年)
・中学生の時はMVPプレイヤーだった
・このとき↑安西先生に出会い、数々のスカウトを蹴って湘北に入学
・1年の時にケガでグレるが、3年になってバスケ部に戻ってくる
・体育館襲撃からの「安西先生……バスケが、したいです」は有名
・スタミナがないけど、ガス欠で覚醒しがちな3Pシューター

❹赤木剛憲(3年)
・夢は全国制覇だが、強豪校にスカウトされるほどではなかった
・全国制覇への想いは誰よりも強く、過去には周囲との溝を作りがちだった
・ゴリという異名が浸透しているパワフルなセンターでキャプテン

⓫流川楓(1年)
・陵南のスカウトを蹴り、家から近いという理由で湘北に入学
・中学の時はオールラウンドプレイヤーだったスーパールーキー
・唯我独尊的で口数が少なく、特に個人技に優れている

➓桜木花道(1年)
・中学生の時は不良で喧嘩が強かった。高校からバスケを始める
・素人なりに考えて技術を吸収。身体能力が異様に高い
・原作では主人公

とういうことで、これらが説明される描写がないまま
いきなり山王戦(原作で描かれている最後の試合)から
映画はスタートします。

湘北チームの関係性や
キャラクターの個性などは
原作では既に周知された状態で始まっているはずの
山王戦の中で描かれながら物語が進みます

プラス宮城リョータの物語が挟まってくるので
初スラムダンクの方々にはどう映ったのか
とても気になるところです。

4.DolbyCinemaで観たスラムダンクの感想

・宮城リョータにまつわる感想

原作を振り返っても
湘北への入学理由が安西先生である描写はあるものの
高校入学以前の安西先生との絡みは描かれていなかったり
1年時にあった三井との喧嘩の絡み以外
細かい部分は語られることが少なかったリョータです

それが、出身地が沖縄県であったり
家族や成長過程での心の葛藤、転校
高校に入学してからのあれこれ
見た目よりは若干内向的な性格でありそうな描写
飄々と見える裏にあった兄の言葉
「心臓バクバクでも、いつも平気なふりをする」
からのポケットに震える手を隠す癖
左腕にふたつ付けているリストバンドの意味
転校直後と思われる中学1年生の頃の
三井との関係性などまで
惜しみなく描かれていて終始惹き付けられます

個人的に昔からずっと三井推しなので
リョータの過去に三井がこんな風に絡んでいたのかと
そういう部分を知ることができたのも嬉しかったです。
山王戦の終盤で覚醒し始めた三井に対し
中学の頃の三井を重ねて
良い表情をするリョータにも感動させられました。

お母さんと妹との関係にも考えさせられますね
あんな短い期間に家族を二人亡くして(しかも夫と長男)
それでも二人の子どもを育てていかないといけないし
お母さんの辛さも相当だったのだと思います。

一方思春期にそんな母と上手く関われず
転校した先でも上手く馴染めず
見た目や態度の印象から生意気だと誤解され
リョータも辛かっただろうな。
そんな辛さもきっと「平気なふり」していたのかも。
そう考えるとリョータの見え方が変わってきます。

そんな二人の潤滑油になっていたのが妹のアンナ。
リョータ(とソータ)の誕生日でさえ
母カオルとリョータがアンナを通して会話していたのが
少々心苦しく、辛かったです。

リョータが誕生日にしたためた「母上様」の手紙
一度くちゃくちゃにして捨ててしまった方の手紙も含めて
とても泣けます。最初のは特に切ない。
そのまま手紙を置いて朝早くインターハイに出かけますが
インターハイから帰って来た時
お母さんに「おかえり」と言ってもらえて
観ているこちらも肩の力が少しほどけた気持ちになりました。

・DolbyCinemaの「音」の感想

で、やはり音です。
作画も素晴らしいし
CGである利点も大きいのではと既に書いてますけど
通常版で観た時も既に「音がいい」と感じていただけあり
終始聞こえる音がとてもいい。

ただ、個人的能力として
基本的に「違いの分からない人」なので
一週間開いての二回目というのは失敗だったな。
もっと間隔を狭めるか
比較するなら同日に2回観るのが良かったかもしれない。
映画公開が先週で、DolbyCinema開始が今日だったから
仕方ないと言えば仕方ないけど。

けどやはり、試合というかバスケットシーンの音は
質感、方向、距離など多くの要素で
Dolbyの方が更によく伝わってきていた気がします。

空気が十分に入ったバスケットボールと
てのひらが当たる独特な反響音をはじめ
バッシュと床の音、リングの振動する音
選手同士の身体がぶつかる音
全てリアル感がありました。

ひたすら拘りしか感じない「音」と同様
エネルギッシュで疾走感のある音楽
しっとりしたシーンで奏でられるピアノ曲など
劇判にもすっと感情を乗せることができて
とてもよかったです。

音繋がりというところだと
キャラクターの声も
作画がリアリティあるので
そこに自然に乗ってくるようで
芝居感をおさえたリアルな言葉感なのも良かったです。
勿論セリフのない息遣いだって臨場感あふれていました。
(流川に関してはセリフより息の方が多いのでは?
 ……というのは冗談)

これらの音の効果もあったからこそ
劇場版アニメを観ているというよりは
選手たちに近い場所で
試合観戦をしているような感覚になれたのかもしれません。

IMAXやDolbyAtmosでの鑑賞をしていないので
そちらとの比較はできていませんが
音や映像をより楽しみたいという方には
通常版を最初に観てみて
2回目3回目と比較しながら楽しむというのも
おススメです。

・炎の男三っちゃん、諦めの悪い男三井

約30年間三井推しというのもあるんですけど
三井が意外とリョータの過去と絡んでいて
そういう面での出番が多いのは嬉しかったです。
家族の次に近い感覚で描かれていたかも。

そのせいか映画では中3時の大活躍には触れず
中2時の面倒見よさそうな爽やかミッチーで登場しています。
二人の中学校は違いますが
街の中にあるバスケットゴールなんてそんなに多くないから
こういう出会いもあるんでしょうね。
リョータ目線での一番印象に残る中学生三井は
この頃なのかもしれないと感じました。

当の三井本人としては
中3の時に県大会で優勝しMVPに選ばれた頃が
中学生三井としての輝かしい過去だと思いつつ
美化しちゃって今を責めているんでしょうね

山王戦の終盤でも
初めて出会った頃の三井を
一瞬今の姿に重ねていい表情をする
リョータのシーンがあるし
(原作で安西先生が呟く
『もうあの頃の君を超えている』的な
セリフ同様に、今の三井が報われるシーン
だと感じました)
沖縄から神奈川に転校してきて
馴染めなかった時期に
三井が1on1してくれたのは
それほど大きな出来事だったのかもですね。

高校生になって
グレた三井と遭遇した時は驚いた顔をしていたし
(三井も一瞬バツの悪そうな顔をしていた)
屋上で三井率いる不良グループに囲まれた際に
なんだか吹っ切れたように三井の頭を集中攻撃し始めた時
もしかするとリョータは
バスケを辞める気になってしまったのかもしれない
と、ふと思ってしまった。
兄ソータも三井も
リョータのバスケの世界からいなくなってしまったから
悲しかったのかもしれない。
この喧嘩のシーンは、2人の過去を知ることで
見え方が大きく変わりました。

入院の真相が三井との喧嘩によるケガじゃなかったのは驚き。
その後沖縄に行って秘密基地的な場所で
ソータとの思い出と情けない今の自分との間で
大号泣したことによって
一つ何かを乗り越えたのかもしれない。

秘密基地でソータの遺したバスケ雑誌
『「最強・山王」に勝つ』の文字を再び目にして
背中を押されたのかな。
その後、海辺のリョータはロッキーさながらでしたね。

そうやってリョータと三井が
再び一緒にバスケができるようになってよかった
湘北バスケ部にとっても
2人が部活にもどってこれて良かったです。
徳男と一緒に声援を送りたい『三っちゃーーん』

・ゴリ(赤木)の全国制覇への想い

山王工業との試合が進む中で
ゴリの想いにも触れられています。
これは原作でも度々断片的に触れられているエピソードで
1、2年の時、周囲と目標への温度感が合わなかった頃の葛藤です。

確かに自分の夢への想いが熱すぎるあまり
周囲を振り回してしまうことによって
間に深い溝ができてしまう事が
現実の世界でもありがちなことだと思っていて
そういうところに刺さるエピソードだなと思いました。

けどその溝に気付いて夢を引くのではなく
3年生になった今
同じ目標に向かって団結できる仲間を得たことで
ゴリは「もう願いは叶っている」と自覚します。
ここもめちゃくちゃいいシーンでしたね。

原作の山王戦では同じシーンに陵南のキャプテン魚住が現れ
倒れた赤木の目の前で
おまえは引き立て役であるツマでいいのだ
という意味を込め大根のかつら剥きをし
華麗な技を持つ河田は鯛。
お前に華麗などという言葉が似合うと思うか?
お前はカレイだ、泥にまみれろよ。と諭します。
それにより赤木は
現時点で自分自身は河田に負けるが
湘北は強い。湘北は負けん。
と仲間の存在と才能を信じ
それを発揮するために自分が機能すればよいと気づきます。
再び全国制覇に向けて奮い立ち雄叫びをあげるというシーンです。

が、令和時代のここまでリアリティがある作品の中で
さすがにコート上で包丁が登場するのは良くなかったのでしょう(笑)
(しかも包丁を持った2メートルの男が
コートに乱入なんて事件になっちゃう)
そのあたりの回収の仕方は
過去の軋轢を持ってくることによって
うまく今の時代にも合うようまとめてきたなぁと思いました。
(余談:その後の「河田は河田。赤木は赤木。オレは誰だ。
……オレの名前を言ってみろ」のイカれた感じの三井がヨイ。
そしてそれをひどく気味悪がる山王工業の松本もイイ)

・その他

メガネ君
副キャプテンの木暮君(3年)
メガネ君に関しては、心の声や回想がかなりカットされていたけど
山王戦だけを切り取ったこの作品の中で
心の声をオンにするためには
それ以前のメガネ君エピソードがかなり重要になってくるので
それならそれでカットでいいのかなと思いました。

桜木花道
原作では主人公ですが
今回はチームの一員としての立ち位置でした。
原作内での大まかなエピソードは
背中の痛みが本格的になって倒れ、メガネ君と交代した時に
走馬灯のように回想する中で描かれています。
実際に原作のこのシーンでもそういった描写がされています。

それ以外でキャラクターの詳細に触れるエピソードはほぼありませんが
それでも桜木花道という個性を
画面に映り込む動きの中、セリフの端々や
チームメンバーから可愛がられているような
描写の中で表現しています。
人となりを描くことは
こういう表現でもできるんだなと勉強になりました。

それから
「オレは今なんだよ」の熱いセリフも聞けました。
そう。今、大事。
花道は問題児のクセに
結構たくさんの名言を発信しています。

流川
一番謎のまま終わっている気がしますが(笑)
原作やアニメで基本情報がある人には問題ないかもですが
初スラムダンクの人には良く分からなかったんじゃないかなと
少々気になるところです。
どうだったのでしょうか?
確かに普段から無駄口たたかないしわかりづらいし
そういう意味では正解なのかもと思うけど。
ビシッと欲しいセリフは言ってくれたので、個人的には満足です。

5.トータルのまとめ。

『THE FIRST SLAMDUNK』
湘北チームスタメン唯一の二年生
宮城リョータのエピソードを深掘って
山王戦と絡めてくるという構成のストーリーでした。

原作ではどちらかというと
三年生3人のエピソードを盛り込みつつ
連載のラストへ持っていくという
集大成的な試合だったためか
この切り口はとても新鮮で
かつ深みのある考えさせられる物語になっていたように感じました

アイツらを観ていたら
自分もあの時の現役高校生に戻ったような
気持ちで応援していた感覚は不思議です

『FIRST』ということなので
願わくば『SECOND』『THIRD』……等
続編を観たい気もします。
(実際にFIRSTはポイントガードの
ポジション番号1番に対応しているので
今後5部作として続編が作られるのでは
という考察もあるようですね)

ただ、もう山王戦やっちゃったしなぁという気持ちもあり
だったらその後の国体とかウインターカップとか?
などとソワソワしてしまいますが
「今作で完結」という可能性も含めつつ
今後の動向はひきつづき
井上監督のGOの結果を、ただ待とうと思います。

井上先生
制作に関わられたすべての方々
本当にありがとうございました!

(おまけ)

宮城ソータのバッシュ
リョータの兄ソータの履いていたバッシュが
その昔自分が履いていたモデルと同じだった(ように見えた)のが
密かに喜びポイントでした。
え、これでしたよね?

あと、もしよろしかったら
ネタバレナシの短い記事もありますので
ご覧いただけたら嬉しいです

あれこれあれこれ止まらなくなっちゃって
長くなってしまいましたが
最後まで読んでいただきありがとう
ではではまたまた

梅本龍

最後まで読んでいただきありがとうございます!