REIRA OKUHAMAー教えてくれた女性。
4、5年もっと前からか、失職して両親の実家で無職で暮らす数年間があった。大きい企業のジョブホッパーが通用した転職は35歳まで。
新卒時の入社先が「花王」
花王って何?って何の社名の由来かなって、内定もらった辺りで考えていた。(顔を洗えるソフトな石鹸っていう感じらしい)
入社式があり、当時の丸田会長の講和をギリ聞けた自分が教えてもらったこと、常盤社長などの挨拶で話されたこと。皆さん仰っていたのは「清潔であれ」「清潔な国民は栄える」っていう社是。
中興の祖の先達が、常に念頭に置き経営をしていた「清潔な国民は栄える」
やはりこの企業理念、コロナ禍の現在に最大限に効く社是になっている優良企業な花王であり、その会社に入社した同期が、博報堂を蹴り、またユニチャームを蹴った明治の同期が就活の企業選びにしていた指針もまさにここにあった。
よく考えてみて欲しい。
頭を一度も洗ったことがない人を、自分は聞いたことがない。
生理用品を未だに商品ではなく、布とかでまかなう人なんか当たり前だけれど、現代社会ではありえない。
洗濯しないで、購入した洋服をずっと汚いまま着る輩は不潔だし、脂肪を燃焼させるっていう食用油を開発して失敗した花王が、なぜ失墜しきらなかったメーカーだったのかが今の自分には分かる。
あと、フロッピー開発販売事業の失敗。
最初からTDKとかマクセルみたいな会社に後塵をはいしている市場に、参入したってシェアが取れないと門外漢の自分でも分かる。技術力の競争に前提として企業のフィロソフィー、何かの信仰が欠けていたからしかないから。
花王はR&D至上主義だった「おごり」にも近いものを、自社社員達が経営者層からのトップダウンのオーダーを回避出来ない、ごく普通のトイレタリーメーカーが事業計画の間違えの末、事業多角化の失敗という結果が帰着しても、現在の花王マンなら、もう自明なことにおそらくなっているはず。
ロストジェネレーションは、ハートが弱いという同期との話。
マーケティングやりたい、花形だから、って安直に思わない方がいい。
自分は人事部にエリート道で、20代のうちに転勤出来た。
新しく変えることがたくさんあった。
少しブレーキがかかった花王。
若い世代に期待したい。
閑話休題。
窮地を抜ける女性、奥浜レイラさん。
応援していたら、サッと結婚されていた。
なぜか、ホッとした。
自分?結婚したいですよ、ええ。
お店が軌道に乗ったら、あの女性を迎えに行こう。
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