「ファストリ、純利益8%増」
(要約)
ファーストリテイリングは24年8月期の連結決算において純利益8%増の3,200億円を見込む。国内は暖冬を理由に伸び悩んだが、海外事業が伸長した。国内/中国での成長余力が乏しい中、鍵となるのは欧州だ。フランスでは環境問題に配慮し、ファストファッションの広告規制や低価格の輸入品に対する罰金など、服を長く使う事を国として支援している。EUも売れ残り品の廃棄を禁止している。欧州1店舗の売上高は日本の店舗の3倍以上高くなっている。

(考察)
高い品質が期待できるファストリならではの強みを欧州で浸透させることができそう。環境問題への配慮が進む中、ファストリは顧客ニーズを体現したアイテムである為、そもそも滞留品の割合が少なく、且つ高品質である為、欧州各国が掲げる方針に沿った事業である。