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うまくなど、生きれっこない(エモという音楽)

エモという音楽が好きである。
30代後半になっても好きである。

生きていれば、感情を吐露したくなる時はある。
激情を抑えきれない時はある。

ブルーハーツの「人にやさしく」に、

叫ばなければ やり切れない思いを ああ 大切に捨てないで

という歌詞があるが、まさしくそんな気持ちである。

そう、そんな時は、エモを聴こう。大学ノートに思いの丈を書き綴ろう。そして夕陽を見に行こう。

深刻になるなと言われても、なってしまう時がある。懐かしい思い出もじんわりする思い出もしんどかった思い出も、自然と思い出してしまう時がある。
そんな時はエモを聴いてぼんやりするのだ。

エモの鋭くて重く、暗い音色は、真摯さ、深刻さ、真面目さの表れでもあると、思う時がある。
重くても暗くてもダサくても、そのままで行くしかないのだ。
図太い音色に乗っかって、上手くもなく器用でもなくても、行けるところまで歩いていこう。

そんな事を考えながら、エモを聴いている。

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