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出会いは一期一会|僕の人生を変えた5人の大人たち

こんにちは。ばりゅーです。
気付くと10連休と呼ばれたGWが終わり、全国的には梅雨入りが始まる少し寂しい時期が始まりました。地元の北海道では朝晩の気温差と1日の気温差が目まぐるしく変わり、体調を整えるのが精一杯です。

さて。今日は久しぶりに僕が書きたいことをつらつらと書く日にします。
テーマは「一期一会
これまで、27年間で多くの人に会いました。親戚の人や学校で会う友達、旅先で出会った人から職場で仲良くなった人まで。新しい価値観やきっかけは自分ではなく、他人から貰うことが多い気がします。

僕が出会った人の中で特に記憶に残る人たちをまとめました。
文字数が長くなったのでお好きな人を読んでみてください。



僕の人生を変えた5人の大人たち

高校生:世界を広げてくれたコンビニオーナー

「楽しく生きるコツは未来にワクワクを作ることだ!」
高校3年生の夏。選択授業で選んだ国語の授業で身近な大人にインタビューをする宿題がやってきた。必須条件は、親以外の大人から話を聞くこと。僕は小学生から続けたスキースクールの講師の人から話を聞くことにした。

冬はスキー講師としてスキーを教えてくれたけど、夏場は何をしている人なのか一度も話を聞いたことがなかった。後からコンビニオーナーとして働いていることを知る。インタビュー場所はコンビニ裏の事務所で行うことになった。

大学に指定校推薦で入ることを決めて高校では1ミリも勉強しなかった話、居酒屋バイトで営業成績トップを叩いた話、今でも大事にしてる価値観、自由な働き方まで。周りにはいないと思ってた「自由な大人」が目の前にいた。

そして、最後に一度は読むべき本を貸してくれた。今でも読み返したくなる大切な価値観を教えてくれる1冊である。

学校、先生から大切なことは教えてもらえない。
人生の先を行く大人からの教えは今も大事にしている。

浪人生:人生の目的を教えてくれたKさん

「まず、大学進学するための目的を考えなさい。」
高校3年生の2月。勇気を振り絞って親に「浪人をさせて欲しい」と話した。週60時間の勉強習慣が課せられ、楽しいことも面白いことも少なかった浪人生活。レールから外れて勉強ばかりしていた日々は今も脳裏に焼き付いている。

志望校が芸術系大学だったため、AO入試も視野に受験を進めていた僕は寮担当で教務のKさんに相談することが多かった。「〇〇大学合格!」ばかり考えていた僕にKさんは大切な問いを投げかけてくれた。

「〇〇大学に入ったあと、4年間はどう過ごすの?」
「将来の目的を叶えるためにどんな大学生活を過ごすのか考えなさい!

大学進学は目的を叶えるための“手段” 最初は目的を見つけることに苦労したが、目的が決まったことで大学生の過ごし方が変わった気がする。まさか、Kさんのおかげで新社会人から同じような仕事をするとは思わないだろう。タイミングとご縁はすごい奇跡を生むようだ。

大学生:ヒッチハイクで出会った白ひげ親父

「若者よ!どんどん自分から行動していくんだ!」
大学3年生の春。ふと、ヒッチハイクがしたくなった僕はスケッチブックを握って名古屋までヒッチハイク旅に出かけた。足柄SAからBMWに乗ってお兄さんが降ろしたのは日本平PA。今回のヒッチハイクで一番足止めを食らった場所。スケッチブックを掲げて乗せてくれる人を探すこと1時間。僕らの目の前に止まった1台の軽自動車が僕らを運んでくれることに。

白ひげで髪もボサボサのおじさんは過去から現在までぶっ飛んでいた。おじさんは元日本IBM所属、ヤマト運輸の再配達システムやJALの予約サービスを開発し、現在はインド政府と一緒にヨガの普及活動をしているそう。うなづくことは出来るけど、話についていくので精一杯。おじさんのマシンガントークは約1時間続いた。ヒッチハイクを通して“未体験”に出会った瞬間だった。

大学生:日本一遠い場所で出会ったおじさん

「他の人を見てみな。この人たち、大人になってからも旅してるよ!」
大学生の間に行ってみたい場所として、日本で一番遠い場所・小笠原諸島へ11泊12日の旅に出たとき。訪れた時期は11月中旬、連休でも長期休みでもない時期に僕が泊まったユースホステルでは多くの大人がいた。全員、普段は会社で働く会社員。希望休を取って11泊12日を手に入れた人たちばかりだ。

僕は長期で旅が出来るなんて、大人では難しいと思い込んでいた。そのため、大学生の自由な時間があり余るタイミングを狙って小笠原にやってきた。「学生のうちにしかできない旅がしたくて・・・」と話すと、不意に話したおじさんが力強く話した。「ここの大人たち、みんな旅してるよ?」

そのとき、心の中でモヤモヤしていた感情がスッキリしたような気がした。今でもあの言葉は元気をもらえる。きっと、「不可能はないんだぜ!」と心を押してもらいたかったんだな。

社会人:隣に座っていたヒッピーカメラマン

「“好きなこと”は自分が熱中したことがないと見つからないよ。」
僕が転職した職場にその人はいた。真面目な雰囲気はないゆるい人。彼はこれまでの人生をフリーのカメラマンとして過ごし、社会人40年目にして初めてのタイムカード生活を送るちょっと変わった人だった。しかし、彼の考え方は大事なことを教えてくれる。

・子供の頃、誰もが好きでしょうがないことがあったはずだ。それをなぜか大人になると忘れてしまう。「好きなこと」なんて、自分で探すもんじゃないよ。自分が知ってるんだから。

・仕事が嫌いな人の気持ちが分からない。仕事は自分がやりたいことを仕事にするはずだ。それが「仕事」ってもんでしょ?

・お金をもらう以上は責任が発生する。責任を果たせない人とは仕事を一緒にすることは出来ない。いつでも安定がないからこそ、相手のために全力を尽くさないといけないのよ。

会社員ではなく、フリーランスとして頑張り続けた人から溢れ出す言葉の数々。この言葉たちを20代で聞けたことに感謝したい。

人の出会いが僕に教えてくれたこと

人と出会うことで、僕は強くへこたれない人間に変われた気がする。新しい挑戦や経験を踏むと知らない自分に出会う。その自分を味方に付けて前に一歩ずつ進むことが大人になることかもしれない。

高校生の頃、人見知りで周りを気にしていた少年が人前に立つ仕事をするようになるとは信じられない。きっと、未来の自分を信じた気持ちが自分を強くしている。

過去の出来事は変えられないけど、見え方だけは変えられる。
未来の出来事は決められないけど、選択肢だけは決められる。

これからも人の出会いは大切にしたい。
なぜなら、自分を引き出してくれるのは“”なんだから。





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