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社会人1ヶ月で結婚した話

こんばんは。りゅうです。
投稿から早くも1ヶ月が経過してしまいました。

記事を書こうとすると無意識にちゃんと書こうとしてなかなか進まず…

どれだけ時間かけても仕上がりは一緒なのだから、もう少し気軽にテンポ良く書こうよと自分に言い聞かせる毎日です笑

さて、今回は多くの人にとって共通の話題でもある「結婚」について書こうと思います。


結婚することに迷いはなかった

私は社会人1ヶ月目で結婚した。社会人初のゴールデンウィーク後、同期が既婚者になっていたら誰だって驚くだろう。

ここで、結婚した時期の2人の境遇を見てみよう。

私→大学院修了したばかりの新卒社会人。前年度の年収は0円(院生時代はバイトもしていなかった)。就職先は大手企業であったが、配属先も決まっていない研修期間中であり、賞与も満額にもらえない新入社員。

妻→社会人3年目だったが、結婚半年前にうつ病を発症し退職し、抗うつ薬を服用しながら自宅療養中。収入はおろか失業手当も障害年金も受給資格がない精神障害者手帳持ちの無職。

2021/04/30当時の状態

我らながらよくこんな状態で結婚したと思う。前年の年収が0円の男性と結婚したい女性はいないだろうし、逆に日常生活がままならない精神が不安定な無職の女性と結婚したい男性もほとんどいないだろう。

結婚相手に求めることは人それぞれだが、少なくとも経済的、精神的な安定はほとんどの人が求める条件のはずだ。

それでも私たちが、結婚に対して一切の迷いがなかったのは、二人の間で相互理解を深めてきたからだと思っている。

自己開示と相互理解

相互理解を深めるのに多いに役立ったのがお互いの自己開示だ。交際を始めたばかりの頃、お互いの過去のことを毎日のように話した。時には話が終わらず、明け方になることもあった。

大学での所属や活動、趣味などごく一般的な話題から始まり、幼少期から大学に至るまでの経歴、今の大学に入った理由、興味がある学問分野、将来どのような仕事につきたいかといった進路の話題

さらには結婚観や子育てといったライフイベントに対してどのような考えを持っているかといった将来のことまで一通り話した。

時には、他人には話しづらい家族関係のことや人間関係での失敗談なども話した。また、人によってはタブーな話題にもなり得る、過去の異性関係や性体験、経済事情、金銭感覚なども可能な範囲で共有した。

20数年の人生の中で、これほど自分のことを赤裸々に話せる相手は親兄弟含めて誰一人いないし、今後も出会えないと思っている。

パートナーとの関係性において、相手に抱く恋愛感情はもちろん大事だが、同時にお互いのことをどれだけ理解しあえるかも重要だと思う。恋愛感情はいつかは冷めるかもしれないが、相互理解から生まれる愛情尊敬の念は長く続く気がするし、結婚生活にも良い影響を与えるものだと考えている。

生涯の伴走者でありたい

そうやって随所に自己開示を重ね愛情を深めながら、私たちは学生時代に出会い、大学卒業や院進学、就職・転職活動、そして共同生活(同棲)を経験してきた。さらには、コロナ禍という未曾有の時代をともに乗り越えてきた。

特に私は大学院進学の際、少し挑戦的な選択をした。周囲に理解者が少ない中でとことんまで相談に乗ってくれたのが妻だった。願書とともに提出する入学志望書の添削までしてくれたことは、感謝してもしきれない。おかげで学部とは異なる専攻の大学院に合格し、希望の研究室に入ることができた。

就職活動ではコロナ禍で面接が延期になったりする中、不安や愚痴を聞いてくれたことで、心の支えになっていた。

修士論文提出日の未明。徹夜で論文を仕上げ、朝になったら大学に提出しに行く予定だったのだが、目覚ましもかけずに寝落ちしてしまった。しかし、2時間後に妻が起こしてくれたのだ。睡眠薬と抗うつ薬を服用していたにも関わらず、眠気に打ち勝ち、仮眠の時間を与えてくれた。

十分すぎるくらい自分を支えてくれた。今度は自分が妻を支えになりたい。ただ支えるだけでなく、マラソンの伴走者のように同じ道を進み、駆け抜けて行きたい。時には自分がランナーとして走るときに伴走してもらいたい。そんな想いが入社式の日にはすでに芽生えていた。

結婚のタイミング

では、なぜ入社1か月目というタイミングを選んだのか。お互いに結婚する意志があったとしても、もう少し先でも良かったのではないか。そんな、疑問が浮かんでくるだろう。

私も時期については正直迷っていた。配属先が決まったら、ボーナスが満額出るようになったら、主任に昇格したら、年収が〇百万円を超えたら、貯金がいくら貯まったら…

正直きりがない。それを待つ間に時間はどんどん過ぎ去っていく。だったら今すぐに結婚してもいいのではないか。その方がお互いに安心でき、妻のうつ病も回復が進むのでないか。そう強く感じたのである。

社会的な立場

結婚を強く意識した理由の一つに、当時懸念していたことがあった。それは配偶者と恋人の社会的な立場の差だ。時はコロナ禍であり、緊急事態宣言も出ていた時期だ。さらに妻はうつ病急性期で希死念慮の症状もあった。

万一、妻が入院することになった場合、配偶者であれば家族として面会できるが、恋人であったらそれができないかもしれない。もちろん内縁の夫婦という見方もできるが、そのような曖昧な認識が常に通るとも限らない。

経済的な安定

また、経済的な面でもメリットがあった。結婚すれば、配偶者控除や障害者控除が適用される。さらに自分の職場では、「独身寮満期退寮者以外は、既婚者にのみ住宅手当が出る」という謎制度(のちに改正)があったのだが、結婚すれば住宅手当の受給要件を満たすことができた。

結婚とお金を結びつけると卑しさを感じる人が一定数いるかもしれないが、経済的な安定は精神的な安定に直結する。特に妻は学生時代からお金に苦労してきたことを知っていたので、家計の心配をなるべくさせたくなかった。

社会人1ヶ月で結婚

そうして2021年4月30日。めでたく結婚することになったのだが、結婚に向けてしたイベントは、以下の三つのみ。

  • 双方の親に挨拶

  • 婚姻届けの提出

  • フォトウェディング

収入と貯金がなく、妻の体力気力がなく、コロナ禍で外出が制限されていたため、結婚式や新婚旅行、両家顔合わせなどは一切やっていない。

それどころか、高価な結婚指輪の購入や改まったプロポーズなどもしなかった。さすがにプロポーズくらいは、しっかりするべきだったのかもしれないと少し後悔している…

また、結婚式はしないことを選択したが、結婚10周年を祝う錫婚式は開きたいと妻と話している。何より、結婚してから夫婦ともにお世話になっている素敵な方々が沢山いるので、そこで少しでも日頃の感謝を伝えたい。その時には結婚指輪を新調し、改めてプロポーズしようと思う。

また、結婚した際、会社から連続5日間の結婚休暇を付与された。取得期限は特にないらしいので、近いうちにお金が貯まったら「今さら新婚旅行」に行く計画を立てている。

まとめ

今回は、結婚について書いてみました。結婚生活も来月にはついに4周年を迎えます。結婚当時と比べると妻のうつ病もだいぶ回復してきました。共通の趣味も増え、毎日が充実しております。

とはいえ、結婚生活、特にうつ病との闘病生活とその支援には苦労も多々ありました。それでも何とか元気にやってこられたのは、様々な形で支えてくれる方々のおかげです。どのような方々に支えられているのかについては、また別の投稿にまとめたいと思います。

できれば週に一回くらいのペースで書けたらいいのですが…。ネタはたくさんあるので、無理せず少しずつ書き進めていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の投稿もお読みいただけると嬉しいです。

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