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<前編>ブラック企業で21時間労働、うつ病と概日リズム障害を併発【利用者インタビュー 第2回:Zawaさん】

こんにちは。就労継続支援B型カチカの利用者Ryuです。
今回もカチカを利用されている方へのインタビューを行いました。
実際にカチカを利用されている方がどのような過去を持ち、どう乗り越えてきたかを知れる貴重な機会でしたので、ぜひご覧ください。


就Bカチカ利用者:Zawaさん


就労継続支援B型カチカでYoutubeの編集作業とデザイン学習を主に行っているZawaさん。
カチカの紹介動画の編集もZawaさんが行っています。
一般就労の経験もあり、過去には超ド級のブラック企業に就労した経験もあるそうです。
うつ病と概日リズム障害を持つZawaさんですが、いったいどのような軌跡を歩んできたのでしょうか。ぜひご覧ください。

後編へ続く →

Zawaさんの特性について

ではまず、特性や病名を教えていただけますか?

うつ病と、概日リズム障害です。
概日リズム障害は、眠れない、起きれない、といった感じの症状です。


ありがとうございます。
今現在困っている症状としては、概日リズム障害が大きいですか?

そうですね。最初眠れない日が来て、ある時急に気絶したように眠ってしまいます。
一度眠るとなかなか起きないので、会社に行けなくなってしまいます


なるほど、いつ頃から発症しましたか?

鬱と診断されたのが先で、それが社会人一年目ときでした。
その時の会社がいわゆるブラック企業で、朝9時から翌6時まで働いていました。
深夜3時に帰れたら、「今日は早く終わったな~」って思ってました笑


それはすごいですね笑
やはりその不健康な生活が、病気を発症した原因になったのでしょうか?

今思うと、そうですね。
でも、病院に行ったきっかけはその時の僕は会社から逃げたい一心だったので、病気を発症したから病院に行ったというよりも、会社を辞めるために病院に行って診断書を作った感じでした。
なのでその時は、自分が鬱だとは自覚していませんでした


病気を発症した自覚はあまりなかったんですね。
鬱を自覚したきっかけはありますか?

当時東京で働いていたので、せっかく東京にいるし、休みは外出していたんです。
プラモデルが好きなので、毎週買いに言っていたんですが、ふと
でもこのプラモデル作る時間ないな」と気づいて、「俺生きてる意味あんのかな」っていう気持ちになったんです。
生活のすべてが仕事中心に回っている事に、帰りの電車の中で気づいて、そこからだんだんと鬱になっていきました。
でもその時点では「鬱は甘え」という風に思っていて、自分の気持ちを否定していました。


鬱は甘えという考え方は、頑張りすぎる方にはよくある思考ですね。
鬱を自覚してからどれくらいで退職されたんですか?

一年半で最初の会社はやめたので、たぶん半年後ぐらいです。


鬱の自覚を得てから、半年も会社で頑張っていたんですね。

最初の会社だし、すぐ辞めるのは世間体的にもなぁ…という風に思ってしまったんです。


自分が同じ環境だったら一年半も続けられないです笑

そうですよね笑
今考えるとあの会社おかしいなと思います笑
手取り15万とかでしたし笑
でも、普通の会社の何倍も働いていたので、スキルは身に着けることはできました。


次の質問なんですが、就労継続支援を受ける直前は、どんな生活をされていましたか?

仕事を転々としていて、勤めても、半年か一年で寝れない、起きれない状態になってしまいました。

通院も、診断書をもらうためだけに行っただけなので、やめていました。
やっぱり自分の中で「鬱は甘え」という気持ちがあったし、周りにカミングアウトするのも怖かったからというのもあります。

仕事を新しくしても、すぐにいけなくなってしまう自分が嫌でした。


以前のZawaさんは、仕事が出来ない自分を強く責めてしまっていたんですね。

はい。自分は真面目で、なんでもやれば出来る方だと思っていたので、そういう過去の自分が強く責めてきました
周りの人も「真面目に働いていてえらい」という印象を持っているので、それで急に出勤できなくなることで、迷惑に感じているのもわかりました。
そういう時期が長く続きましたね。


今までできていたことが、急に出来なくなってしまうと、やはり自分を責めてしまいますよね。

「鬱は甘え」という考えを以前持っていたとおっしゃっていましたが、自分自身の鬱を認めることができたきっかけはありますか?

以前勤めていた会社で、鬱病の経験がある上司の方がいたんです。
会社へ症状により出勤できなくなったタイミングで、その上司の方がすごく理解を示してくださって、
「僕が病院に連れていくから、行こう」
とおっしゃってくださって、それでまた通院し始めました。
自分と向き合えるきっかけをくださったんです。
もうこの病気とは付き合って行かなきゃいけないんだな
その時覚悟を決めました。


ちなみに鬱を発症したのは、社会人一年目の時とおっしゃっていましたが、学生時代などは健康に過ごされてらっしゃったんですか?

実は高校生の時に、学費を稼ぐために深夜のバイトをしていたので、それが概日リズム障害の一因になったんじゃないかと思っています。

後編へ続く →

就労継続支援B型カチカとは

私は現在、プログラミングの学習と、今まさに読まれているブログの制作を主な作業として行っています。
作業については、支援員の方が毎日確認してくださるので、自分にあった作業を割り振ってもらえます。
体調が悪い日は、報告すればいつでも休暇をとれますし、在宅での作業もできますので、自分のペースで作業ができます。
「働きたいけど、気分に波がある」「一般就労したいけど、障害があるし、スキルもない」
そんな方におすすめできるのが就労支援B型カチカです。
もし、上記に当てはまる方がいらっしゃるなら、一度相談されてみてはいかがでしょうか。県外の方でも、在宅で作業できますので、応募可能です。
カチカはいつでも利用者様をお待ちしています。

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