西荻窪のポテンシャルを活かせなかった男
今野 隆吾(いまの りゅうご)です。
2020年頃から、自分に関わりがある街の魅力を発信している。
僕のコンテンツを見て、少しでも多くの人が紹介する街に魅力を感じ、遊びに来たり、引っ越したりするきっかけになればと思っている。
その一方で、残念ながら僕自身にも馴染めなかった街がある。
それが、2018年から2020年の2年間を過ごした『西荻窪』だ。
豊洲への引っ越し直前には2年間住んだ総括として、以下のブログ記事を書いた。
概ね西荻窪を褒めているのに、なぜか「西荻窪 やばい」で上位表示されてしまっていて、本当に不本意だし申し訳ない。
もっとも、自分に合う街・合わない街を見つける良いきっかけにはなった。
僕の発信の原点にもなったので、西荻窪には大変感謝している。
どの街にも合う・合わないは確実に存在する。
西荻窪への引っ越しを検討している方は、本記事を参考にしていただけると幸い。
3年前に撮影した西荻Vlog。街の雰囲気を一目見たい方はぜひ。
とはいえ、めちゃくちゃ住みやすい街ではある
と、ここまで書くと「こいつこれから西荻をボロクソ書く気だな。叩いたろ。」思われてしまいそうだが、西荻窪自体はめちゃくちゃ住みやすい街。
上のブログ記事でも書いたが、駅前には巨大スーパー西友があり、ジム、カフェ、書店、各種病院など、生活に欠かせない施設はかなりの充実している。
西荻に住んでいる人の中には「一生ここに住みたい」という人もいるほど。
僕も西荻に住んでいることを明かすと、羨ましいと言われたことが何度もあった。
あくまで僕個人と西荻が合わなかったということだけはご留意いただきたい。
今はもっと進化している
ちなみに、今も髪は西荻の美容室で切っているため、2ヶ月に1回のペースでは西荻を訪れている。
その美容室の腕や雰囲気が気に入っているのと、もう5年も通っているので「いつもの感じ」とお伝えすれば希望通りになる点も嬉しい。
そんなわけで西荻の変化には常に目を光らせ続けているのだが、当時とは比べ物にならないくらい自分好みになっている。
今ならもっと快適に住めそう。
1つ目は駅前の商店街にコメダ珈琲ができたこと。
自分のYouTubeチャンネルで3本に1本はコメダの名前を出すほどコメダフリークな僕にとって、これは革命的な進化だった。
というと少し大げさかもしれないが、事実西荻には電源・Wi-Fiが使えるカフェが非常に少なかった。
駅前に作業場ができたのは多くの人にとって非常にありがたいはず。
2つ目はサウナ。
ROOFTOPの名の通り屋上で外気浴ができるようになっており、2021年にできたばかりだが既にかなりの盛況ぶりとのこと。
会社の移転を理由に豊洲に引っ越してきた僕だが、自分が住んでいる間にこれら二つの施設ができていたら、去るにはかなり惜しい街になっていたに違いない。
一方、ほぼ下戸にはつらい街
一番西荻に馴染めないと思った理由はズバリこれ。
馴染めないと言うとやや言葉が強い感じがするので、厳密に言うと記事のタイトル通り「街のポテンシャルを最大限活かせなかった」の方が正しい。
西荻窪駅の南口を出ると、数多くの飲み屋店が所狭しと並び、元気に営業している。
平日の昼間から酒を飲んでいる人もチラホラ。休日は昼飲み勢で店はパンパン。
僕はほぼ下戸(グラスビール一杯が限界)なので、2年間でほとんど店を開拓できなかった。
もちろん、酒がほとんど飲めなくても料理を楽しんだり、常連さんたちの会話に混ぜてもらってコミュニティを広めたりといった楽しみ方もできたとは思う。あいにく僕にはそれができるだけの勇気とコミュニケーション力とアルコール耐性が不足していた。
どの飲み屋街も常連さん(と思わしき方々)と店主が楽しそうに喋っていて、一見さんが入店するにはややハードルが高く、結局西友でお惣菜を買って家で独り食べるのが常になっていた。
繰り返すが、これは街が悪いのではなく住む人のキャラクターの問題だ。
僕は酒が飲めないし人との会話に混ざれないと書いたが、それでも西荻を楽しんでいる人はいる。現に、居酒屋に入っても酒はほとんど頼まず、人との会話にも混ざらず、ソフトドリンクと読書で悠々に過ごしている方もいた。
結局は自分が街とどう付き合うかで住みやすさは大きく変わるのだが、少なくとも酒が飲めない・コミュ力があまり高くない自分にとって、西荻窪(当時)は100%満喫できる街ではなかった。
もはや住みやすい街なのか?大衆化し過ぎたお隣の吉祥寺
吉祥寺はとにかく人が多すぎる。
西荻窪では家電や衣類は手に入らないので、大きな買い物をしたり、カフェで作業に集中したいときだったりは吉祥寺に足を運んでいたのが、もはや新宿・渋谷レベルで人が多い街になってしまっていた。
毎年、あらゆる媒体の「住みたい街ランキング」で上位に君臨し続けていることが功を奏し(?)、休日は人で溢れ、並ばずに入れる店など皆無といって言いほど。
店の多さという点で言えば都内トップクラスかも知れないが、ここまで人気を集めてしまうと、住んでみたい街ではあるかもしれないが、実際”住みやすい街”なのかというとやや疑問符がつく。
当時の西荻住民としては、吉祥寺は休日にふらっと暇つぶしに出かけるご近所ではなく、気合を入れて遊びいく街になってしまっていた。
自分に合う街を見つけると”アガる”
今回は西荻窪のポテンシャルを活かしきれなかった僕の反省を述べさせてもらった。
この記事を読んで、
「自分には向いていない街かも」と思った方もいるかもしれないが、一方で
「良い街じゃん。西荻住んでみたい」と思ってくれた方もいるはず。
自分が心から気に入る街に住めるかどうかで、QOLは大きく変わると思っているので、この記事が誰かの街選びの一助となれば幸い。
あ、ちなみに西荻の沖縄居酒屋「星の浜食堂」がマジでおすすめ。
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