見出し画像

組織に属するという事 #1

当シリーズの目的

どうやら1回の投稿では終わりそうにもないので
何度かに分け、シリーズ化することにしました

個の時代へと変わっていく中で、組織に属する意味はなんなのか
これは、先日同僚のHさんから投げかけられたテーマです

noteをはじめて2日、皆さんが投稿したnoteの中を泳いで感じたこと
それは個の強さです
noteをはじめとする各種SNSは、まさに個の時代を象徴していると言えるでしょう
たくさんのフリーランスの方が自分を発信し
組織に属している方も、組織の一員としての立場からではない投稿が目立ちます

ネットワークが発達する前の時代においてはソーシャル(社会)にアクセスするには組織という媒体が有益でした
しかしネットワークが発達する事で、組織を飛び越えて皆がソーシャルにアクセスするようになった今
組織に属する意味を改めて見直すのは、確かに有意義な事のように思います
そんなわけで、このシリーズは組織について自分の考えを書き出し
整理していくことが目的となります

相乗効果

では、早速考察していきましょう
人が集団を形成するとき、はたまた集団がさらなる大きな集団となるとき
そこに期待されるのはシナジー(相乗効果)です

ここで1つの事例を取り上げましょう
トーマス・エジソンという1人の発明家からスタートしたゼネラルエレクトロリックは
紆余曲折を経て、伝説の経営者と呼ばれるジャック・ウェルチの代で
製造においては小さなネジからジェットエンジンまで、
さらに放送や金融にまで跨る巨大コングロマリットが築き上げられました

今でこそ批判される事の多い巨大コングロマリットですが
それは結果を知っている現代の人々の口から出る言葉であり
当時、伝説とまで称された優秀な経営者達がなぜ企業を巨大化させていったのか
資金調達力だとか、政治的発言力だとか、その理由は1つだけではないでしょうが
やはりその根底にあるのはシナジーへの期待だったのでしょう

組織解体

さて、シナジーを求めて巨大化していった組織はどうなったでしょう
皆さんご存知の通り
目論見であったシナジーは得られず、コングロマリットディスカウントというネガティブワードが登場するまでに至ったのです
そしてゼネラルエレクトロリックは今現在GEと名を変え、
まだ再編の苦しみの中でもがいています

GEはあまりにも巨大化した金融部門を売却し、ルーツでもある家電部門を手放し、そしてアレやコレやと切り離し
つい先日、ヘルスケア部門(GEHC)のスピンオフを実施しました

ここに来て、
最後に残った航空・エネルギー・ヘルスケアの3事業を分離させる事で
十数年に及ぶ再編成の苦しみが終わり、
やっとの思いで改めてスタートラインに立つのです

株式市場においてもその努力が評価されるに至り
スピンオフされた分割銘柄までを含めると、その株価は長い長い低迷から抜け出す兆しが見え始めています

第一回目まとめ

今回の投稿は個の時代に軽く触れ、巨大化した組織の否定から入りました
しかし、結論から先に申し上げますと
わたし自身は組織に属する事を肯定的に捉えています

ただし、それは組織内におけるシナジーが適切に発揮され
もしくは今はその状態になかったとしても
そこへ向かおうとアクションを起こしている事が前提となります

今回は1,200字となったところでキリも良いので一旦中断しましょう
続きはまた後日

今後ともよろしくお願いします

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?