再チャレンジは何回まで?

何をやりたいのか分からない
フリーランス秘書として働き始めて約2年。
10代の頃、最低賃金レベルのお給料で働きそれだけでは生活が出来ず夜職も掛け持ちしていた私が同世代の平均月収以上のお給料を秘書のお仕事だけで稼げるようになった。
自分の仕事のペースが掴めてきてまた新しく何かにチャレンジしたいと
考える余裕もできた。
けれど考えても考えてもその何かを見つけることが出来ず時間だけが
過ぎていった。

きっかけを探しに
家のベランダから外をぼんやりと眺めていたとき、限られた人としか仕事をしていないからこそ新しい人に出会ったり新しいことに触れる機会がものすごく少ない生活をしていることに気がついた。
そもそも自由になりたくてフリーランスになったのにいつからか自分自身で囲いを作ってしまっていたらしい。
普通の会社員だったら出来ないことをやってみようと思い平日の昼間に映画館へ行きPCと携帯電話をOFFにしてポップコーンを食べながら映画をみた。
目の前のスクリーンだけに集中する2時間はものすごく濃かった。
映画の世界に入り込み過ぎて嗚咽するくらい映画館で泣いた。
上映終了後しなしなになったポップコーンをつまみながら「私もその世界を作りたい」とふと思った。
やはり私は幼い頃から今もずっと表現の世界で生きたいらしい。

とりあえずやってみよう
映画館を出た後にすぐオーディションサイトに複数登録しプロフィール用
写真を撮る予約をした。
あまり深く考える前にとりあえず行動に移してしまう今の性格はこういう時
ものすごく役に立つ。
色々考え過ぎてしまって1歩踏み出す勇気がなかった期間が私は長かった。
失敗したらどうしようとチャレンジ出来ず、自分のやりたいことをやっている人のことを、夢を叶えている人のことを羨ましそうに眺めていた。
失敗するのがものすごく怖かったし傷つくのが怖かった。
失敗したくないのに失敗をたくさんしてわかったことがある。
自分では失敗と思っていても他の人から見たら失敗ではないことが意外と多い。「失敗ではなく他の人には出来ない経験を自分はしたと考えてみてはどうだろうか?」という言葉を本で見つけたことをきっかけにそれに気がつくことができた。人はいつか必ずこの世からいなくなるしそれはいつか分からない。だったら成功するか分からないけれどとりあえずやってみようという気持ちをずっと持っていたし何より新しい事にチャレンジするのはものすごくワクワクして面白い。
表現の世界で生きるいう人生経験を積むために私は新しいチャレンジをスタートする。
それをきっと再チャレンジと呼ぶのだろう。


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