坂之上ジェニファー太郎

日々思うこと、由無し事をただ単に書いてるだけ

坂之上ジェニファー太郎

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最近の記事

英国式ブラスバンドの座席配置

 英国式ブラスバンドの紹介文によく書かれている「コの字型」や「馬蹄形」と言われる座席配置 seating arrangementについて今一度考えて調べてみよう。  いろいろなところで少し文体を変えて使われるフレーズとして、「コの字型ではなく、馬蹄形にするほうがいい音になるし、そのように配置するのが一般的」のようなニュアンスで書かれているのをしばしば見る。しかし、日本のブラスバンドで馬蹄形はまず見ない。これはコンサートで奏者の顔が見えないのもどうかと思われるためだろうか。

    • ブラスバンドのビブラート

       タイトルにある通り、ブラスバンド(ここでは英国式)のビブラートについて少し考えてみようと書きつける。  よくブラスバンドの紹介で書かれる「ほかの編成に比べてビブラートを多用する」という文章が見られる。まあ確かにビブラートはよく使う。  しかし、なぜビブラートを多用するのか(そもそもなぜ掛けるのか)考えるべきだと思う。  ではビブラートの効果とはなにか。調べれば音響学の論文がでてきて非常に面白いが、難解すぎるのでざっくりと。 1.音量が大きく聞こえる 2.音色が柔らかめに聞こ

      • 英国式ブラスバンド界隈で思うこと

        英国式ブラスバンドといちいち打つのはめんどくさいので、以下ブラスバンドと書く。 Twitterを見ていると、某作曲家などが吹奏楽をブラスバンドと書いて、ブラスバンド界隈の人々から区別しろ、と言われているようなツイートがTLに流れてきた。 プロであったり、音楽で食っている人たちが吹奏楽とブラスバンドとを区別できないのは確かに反発されても仕方のないように思える。 ブラスバンドでしか演奏していない私も思うところはあるし、実際ブラスバンドと名乗っていて、吹奏楽と勘違いされて木管吹きに

      英国式ブラスバンドの座席配置