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小1の壁はこわいけど、保育園と小学校の連携が助かる!

気がつけばあと数週間で息子も小学生です。

早すぎる……信じられない……。
大丈夫か……?

と漠然とした不安に苛まれております。

しかしながら、保育園で最終学年、いわゆる年長さんになってから保育園と小学校の交流事業がいくつかあり、ゆるやかに小学校との縁ができていて、とっても助かっています。

たとえばこんなことです。

・小学校の工作展に保育園の作品も展示(休日に参観可能)
・小学生との交流会(小学校にて)
・複数の保育園の来年小1になる子で集まり、進学する小学校ごとに集まって遊ぶ

など。

最後の顔合わせすごいですよね。
同じ保育園から一緒の小学校に進学する子が少ない方には特に嬉しいことでしょう。

以前、小学校との交流助かりますと保育園の先生に話したところ、近隣の小学校に少なくとも一回は行く機会を設けているそうです。

小学校に進学したときにギャップが少なくなるよう、施策を考えてくださっている方には頭が下がります。
手間も増えるでしょうに、連携してくださっている小学校側にも保育園側にも感謝です。

近所にあるとはいっても、なかなか小学校に入る機会ってないんですよね。
私は入学前健診で初めて入ったのですが、子どもの方が内部構造に慣れていて驚きました。

先日の交流会では、新一年生の教室に入れてもらったりもしたそうです。なんとありがたい。

さらに、小学校「生活」に慣れるための取り組みも行ってくれています。

・給食の配膳を自分たちでやる
・ハンカチを毎日持参
・◯◯当番をローテーション

といった、小学校生活でやることを一部取り入れてくれているそうです。

ハンカチは、コロナ禍でペーパータオルを保育園で導入していた関係で、子供達にとって新鮮だったみたいです。

「ねぇ、ハンカチ、とっても便利!」

と息子が目を輝かせて話していてかわいいのなんの……。案外スルッとハンカチを持って生活することに慣れてくれて安心しました。

当番も、生き物係などいくつかあって、二人組でローテーションするそう。

もはや小学校生活がどんなだったかも思い出せない私ですが、「小1の壁」という言葉に漠然とした不安を感じている中、なるべくギャップがなくなるよう工夫してくださっているこのような取り組みは大変助かります。

本当にありがたいです。
私が子どもの頃はなかったなぁ……。

調べてみると、10年以上前から検討はされていて、小学校に馴染めない子供が増えているという「小1プロブレム」もあり、ここ数年取り組みが始まったよう。

個人的には『保育所や幼稚園等と小学校における連携事例集』(文部科学省・厚生労働省/平成21年3月)がわかりやすかったです。

遊びを中心とした幼児期の教育と教科等の学習を中心とする小学校教育では教育内容や指導方法が異なっているものの、保育所や幼稚園等から義務教育段階へと子どもの発達や学びは連続しており、幼児期の教育と小学校教育とは円滑に接続されていることが望ましい

しかし、小学校入学後の生活の変化に対応できにくい子どももおり、小学校1年生などの教室では、学習に集中できない、教師の話が聞けずに授業が成立しないなど学級がうまく機能しない状況も見られる。

このことから、子ども一人一人がこうした生活の変化に対応し、義務教育及びその後の教育において実り多い生活や学習を展開できるよう、保育所や幼稚園等と小学校が相互に教育内容を理解したり、子ども同士の交流を図ったり、指導方法の工大改善を図ったりなどすることが求められている。

これは、保育所や幼稚園等における教育か小学校教育のどちらかがもう一方の教育に合わせることではない。各施設がそれぞれの果たすべき役割を果たすとともに、保育所や幼稚園等と小学校との間で幼児児童の実態や指導方法等について理解を深め、広い視野に立って幼児児童に対する一貫性のある教育を相互に協力し連携することが水められている。

子育て、主に経済面で大変であり、さまざまな問題もあるものの、どうにかしようと工夫・配慮がなされているのも感じます。

人々のそういった努力や、よりよき状態への志向が感じられるのは嬉しいものです。

小学校という新しい環境に飛び込むのは不安もありますが、なんとか乗り越えていけたらなと思います。

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