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認知症の母が転院

昨年9月に父が死んで、半年にならないのに母はすっかり弱ってしまいました。

母は3年ほど前から認知症で通院しているんですけど、父の死後急に認知症が進行して、近くに住む弟が泊まり込むようになったんですけど、食事も排泄もひとりではできなくなっています。
わたしも実家に帰ることも考えたんですけど、今の体調ではなにもしてあげられないから、弟にお願いしてあります。

お父さんを看取ると張り切っていた母だから、燃え尽きたんじゃないかと思います。
2月から栄養失調みたいな感じで入院していたんですけど、今日転院したんです。

わたしとしては帰りたい実家ですが、父の葬儀も前週に帰省してお見舞いしておいたので、移動が負担だったのと、従兄弟と顔は合わせたくないと思ったので帰れなかったんです。

11月の四十九日の法要には帰ろうと、飛行機の予約をしたら、往復反対に予約しちゃって、ピーチだから変更返金一切なくて、10月と12月にはわたしも入院したし、寒くなって帰るのがつらいから帰れなかったんです。
母がこんなに弱るなら四十九日に帰ればと悔やんでいます。

うちの親はそれぞれ中卒で社会に出て、札幌で結婚して、家を持ちたいと貯金をして札幌市内に家を2軒持ちました。
これはすばらしいことだと思うんですけど、家を持つことにしか目がいかず、わたしが10年間性被害にあっていることに気づかなかったんです。
わたしの気持ちとしては持ち家の人身御供にされたような気持ちがあって、親に対しては愛情だけを持っているわけではありません。
親に怨みはないけれど、わたしは家だけは持たない派になりました。

弟には20年ほど前に性被害のことを話して、それっきり話題にはしていないんですけれど、わたしが帰りたくでも帰れない気持ちを汲んでくれているかと思います。

今日の転院で大谷地に4ヶ月までいられるらしくて、その間リハビリをするそうです。
弟はその4ヶ月間でもっと長くいられる施設を探すそうです。
実家は賃貸に出して費用に充てるそうです。
弟の仕切りに異を唱えず、この先スムーズに母を看取れるようにしたいと思います。

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