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ミニトマトの実がならない原因を考える 野菜づくり 初挑戦の記録 その6

こんにちは、キャベツ店長(鮮度まもる君担当)です。
会社の屋上での野菜づくりの記録、6回目です。

困ったことに、ミニトマトの実がつきません。

前回、初収穫で8個採ったと書きましたが、それから2週間以上たって、追加で採れたのは5個?6個?だけです。植えてからもう2か月半です。
これは異常事態、ですよねぇ・・・?(初心者なので自信も根拠もない)

一番花がついた枝を折ってしまったときから、イヤな予感はしていましたが・・・。

収穫数目安は100~140個程度、とメーカーHPに記載があるのに、いくらなんでも10分の1というのは、電化製品なら不良品交換モノです。

しかしながら、主枝を折ってしまったのはわたしです(強風が原因ではあるものの)。

枝が折れても実がついたから、なんとなく安心していましたが、植えてから2か月半たった収穫期に全然実っていないのは、なにか問題があったということかなあ、と、ようやく、今さらながら観念し、現実を直視してみることにしまして、ミニトマトの育て方について、いくつかのハウツーサイトで調べてみました。

まずは、苗のメーカー、サントリー本気野菜のHPからです。

Q.主枝が折れてしまいました。どうしたらいいですか?
A.主枝の生長点が折れてしまっても、株のどこかから「わき芽」が伸びてくればそれを新たな「主枝」として伸ばすようにしましょう。トマトは非常に生命力の強い作物です。小さなわき芽からでも十分に生長し、収穫開始がやや遅れてしまいますが、果実を実らせることができます。

トマト 家庭菜園Q&A | サントリーフラワーズ (suntory.co.jp)

書かれている通りに、わき芽を伸ばして、今の大きさまで育ってきているので、それほど間違ったやり方をしているわけではないと思われます。
でもひとつ問題なのは、芽かきの仕方が悪く、気がつくと枝分かれして枝葉がふさふさになってしまっていることです。

手入れが足らずあっという間にわき芽が伸びてしまってふさふさに…

今の状態はこんな感じ。

剪定して支柱に誘引。実がついていない状況(8/15撮影)

それから、こんな記述もあります。

Q.花は咲くが、実になりません。
※ 高温障害の可能性
A.トマトの生育適温は18~25度。約33度を越すと生育が鈍り、35度で花粉の活性が低下、40度では生育が停止します

トマト 家庭菜園Q&A | サントリーフラワーズ (suntory.co.jp)

今年は7月中旬から猛暑が続き、毎日最高気温が30℃を超えています。最低気温も、低くて26~7度なので、高温障害は原因として十分考えられそうです(とはいえ、枝葉は伸びているので、気温だけが原因ではない気がします)。


次に、肥料メーカーの大手、ハイポネックスが運営するサイトをみてみました。(一部抜粋)

ミニトマトの実がならない主な原因は、以下の通りです。

一番花の着果不良
トマトは、一番花(その株で一番に咲いた花)がきちんと着果しなければ、その後に咲いた花も着果しにくくなる
という性質があります。

ミニトマトの実がならない……その原因と対策方法

と書いてあります。やっぱり、という感じ・・・。

それから、もう一つ気になる記述がありました。

肥料の与えすぎによる“過繁茂(かはんも)”
過繁茂とは、「葉や枝が茂りすぎている状態」を指す言葉です。肥料を与えすぎると、この過繁茂になりやすくなります。過繁茂になると葉や枝に栄養を取られてしまい、花の育ちが未熟になったり、受粉不良を起こしたりします。未熟な花の開花や、受粉不良が続くと、着果状況が悪くなり、ミニトマトの実がなりにくくなってしまいます。
家庭菜園ではバランスの良い肥料を適期に施すことが重要です。

ミニトマトの実がならない……その原因と対策方法

確かに、葉っぱはふさふさしています。花も咲きます。
でも、実にならない。
もしかしたら、肥料の与え方が適切でないのも、原因のひとつかもしれません(と言っても、これまでに追肥をやったのは化成肥料1回、液体肥料2回、計3回だけなので、与えすぎということはない気がします・・・)。


もう1か所、ミニトマトの育て方.comというサイトも確認してみます。

ミニトマトの実がならない原因をまとめたので、
何か心当たりがないかチェックしてみてください。

1,1段目の着果不良
ミニトマトに限らず、トマトは1段目に着果させられるかどうかが、
その後の実付きを良くするための大切なポイントとなっています。
1段目がきちんと着果できていないと、そのまま茎葉ばかりが茂る栄養生長に傾いたまま生長し、株ばかりが大きくなってしまいます。

ミニトマト 実がならない原因は? | トマトの育て方.com

まさに、今の状況そのままではないか・・・
1番はじめに書いてあるし・・・。

はぁ・・・

ため息しかでてこない・・・。


各サイトに書いてあることと、目の前で起こっていることが、ほとんど合致しているので、やっぱりダメなのか、という諦めがついたような気持ちがしますが、でもせっかくここまで育ってくれたのに、うまく実らせることができないのはとても残念です。
野菜たちにも申し訳ないような気持ちになります。

ともかく、これらのことから考えられる、ミニトマトの実がならない理由をまとめると、

  1. 主枝が折れたら、実はなりにくくなる

  2. わき芽を伸ばして育てることができるが、1段目がきちんと着果できていないと茎葉ばかりが育ってしまう

  3. 過繁茂という、葉や枝が茂りすぎている状態になっていて、花の育ちが悪く、受粉不良が起こっている

  4. 高温障害

以上4つが大きな理由と考えられます。

1.は、折れてしまった以上、どうにもなりません(わき芽が伸びているのでカバーできていた、と思っていましたが)。

2.と3.に関しては、正直なところ、素人目ではどれが摘み取っていい芽なのか、落としていい葉っぱなのか、即座に判断がつかないので、つい芽かきをおろそかにしていました・・・。
もっと積極的に芽かき、剪定をしていたら多少は状況が違っていたかもしれません。

4.は、今年はとくに暑さが厳しいので、原因として考えられるにしても、不可抗力ではあります。

なお、これにも関連していることですが、会社で育てているからという、ある意味言い訳になってしまいますが、本来はもっと朝早い時間に水やりや芽かき、人工授粉をしてやらないといけないのに、たいてい始業時間前の午前9時~9時半ころ様子を見に行って作業する、というルーチンのため、野菜にとっては作業時間がちょっと遅いのも引っかかる点です。
特に夏場の今は、気温が上がりだす8時頃までに水やりなどの作業をしたほうがいいらしい、というのはわかっているのですが・・・。

あともう1点、これも設置場所がビルの屋上なので当然のことではありますが、受粉に協力してくれる虫がほとんどいない、というのも原因のひとつに数えられるかもしれません。
(でも、ベランダ菜園ならほぼ同じ条件ではないかと・・・)

ちなみに、ミニトマトだけでなく、ゴーヤもピーマンも、思ったより実り方が悪いので、共通した原因が考えられます。

ただ水をやって枯らさなければ勝手に実がなるだろう、というのはとんでもない間違いで、甘えた考えだったことが、やっとここにきてわかりました・・・。
いえ、わかっていたものの、何とかなるだろう、家庭菜園用の苗なら大丈夫だろう、と軽く考えていた、というのが正しいかもしれません。
これは大いに反省しなければならない点です。

植えてから3か月近く経つので、もう終盤に入っていると思われますが、ここからいくらかでも挽回できるものなのでしょうか・・・。

あまり期待はできませんが、液体肥料は週1ペースで続けてみて、芽かき(枝葉の剪定せんてい)をもっとこまめに、これで8月いっぱい、9月上旬ころまでは収穫ができますように・・・。

だいぶ悲観的になってしまいましたが、あと約1か月、もう少し成長記録にお付き合いくださいませ・・・(涙目)

それでは、また✋