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アップデートを実感したい

ここ1年ほど何度も何度も言われて久しい「コロナ禍での前の向き方」みたいなこと。各々に何となくサバイブする方法を身につけてきているとは思うけれど、この厳しい現状ではなかなかそう簡単にはいかないもので。


好きなことをして過ごす、たとえは音楽や映画や読書や料理や。それらは一時的には気分が上がるしそれなりに機嫌よく過ごせるので効果はあるのだけれど。

もっとなんかこう、「前に進んでる」感覚がそろそろ欲しくなってきている。

何が自分にとって「前進」を実感できることなのか。

新しい知識を身に付けることももちろん大事ではあるんだけれど、もっと圧倒的なアップデートってなんだろう?

そう考えると、わたし的にこれ以上ないと言えるのは『人と会って話をすること』だ。

だから今どきはムリでしょ?会えないからみんなイライラしたりグズグズしたりしてんでしょ?ってね。

うん、そうなんだけどね。でも今どきだからこそ可能なオンラインでの会話ってものがあるじゃない?

しかもオンラインでの出逢いはオフラインでは不可能な事が可能になったりするから、いきなり大きくジャンプできたりするんだ。いや、大きくジャンプする必要もないのかもしれないけれど。それでも昨日までと見える景色が変わるって、なんだかワクワクしない?

たとえばここnoteの世界で言えば、いつも文章を読んで憧れていたあの人とかこの人とか。実際に出掛けていって会うことは不可能な距離だったりする人(特に海外在住の方々)とも簡単に交流ができるわけで。

そして話をしてみて得られる感覚は、それまでの自分の世界観とは明らかに違う発見や気づきがあったりする。

ものの見方や考え方、物事の捉え方や感じ方の共有。それらの新しいインプットを得られたのちは全く新しい見地を獲得している。それこそがアップデート。

では新しく出逢った人から得られたそれらは、本やnoteの文章を読んで得られる知識や思考とはどう違うのか。

そこにあるのは対話によるコミュニケーション。誰の意見が正解とか不正解とかはさほど重要ではなく、そこで生まれる会話のやり取りが面白い。

言葉が行き交うことで発展していく世界観。対話のなかで生まれる新しい言葉、思考、捉え方。何処へ行き着くかわからない対話は予測不可能なインプロヴィゼーション。まるでジャズライヴの即興演奏のようなそれは、互いの言葉による相乗効果で見たこともない世界へと誘われる。


人との対話で得られるものは他では決して得られない未知の体験。

アップデートによる前進。それは停滞する今のこの世の中だからこそ人々が欲している感覚ではないだろうか。

少なくとも私はそうだ。知識や見聞を広めようとたくさんの本を読んでも上滑りしていくような焦燥感。それとは違って自分の腑にしっかりと落として次へのステップへと進めるような感覚は、人との対話によるコミュニケーションでしか得られないような気がしている。

そこには言葉のやり取りによって自分を内省することで再発見や再認識することもあって。それは自分の新しい一面を知ることにも繋がる。これは一方通行のインプットでは成し得ることはなかなか難しい。


先日来、携わっている企画もそれに基づくもので、私自身の経験上、きっと手応えがあるはずだと確信している。これから出逢える方たちにその感覚を是非持って帰っていただきたいと願っている。


気づきから得られる前を向く力。そんなことが相互的に与え合えたらとてもステキじゃない?

自分の好きなこと、得意なことで何か人の役に立てることはないかな、という漠然とした願いを形にできたらいいな。そしてそれが体験した人たちの生き方にも良い影響を与えられたら最高なんだけれど。

各々が新しい自分にアップデートできること。少しでも前進したと実感できるように。


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