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パーソナルコーディネート(お買い物同行)/こんちゃん編✨Salon de Verde

 今回のクライアントはこんちゃんです。

こんちゃんとは約3年ほど前にnote仲間のオンラインサロンで出会い、公私共に仲良くさせてもらっています。
広告代理店&出版社の代表をされているこんちゃん。今回はお仕事用のプロフィール写真を撮るためにご自身のファッションを見直したいとのことでした。

こんちゃんはお仕事の分野以外にも、例えば趣味の音楽をはじめ様々な事柄に造詣が深く、年齢を超越した知識の豊富さにいつも驚かされます。
交遊関係が広く、これまでお付き合いされてきた周りの人生の先輩方からたくさんのことを教わってこられたようです。思慮深く、人に対する心の寄せ方が「あんた一体幾つなん?」とツッコミたくなるほど。とにかく一言で言うと気遣いの人。
そんな魅力あふれるこんちゃんからのご依頼とあらば、気合が入らないわけがありません。

ダイレクトメールでいただいた依頼内容をもとに、まずはzoomでのセッションでお互いの意見交換をしました。

「こんちゃんぽさが出るジャケットスタイル」というお題をいただき、これまでの硬い印象のスーツスタイルを脱した着こなしがしてみたいとのことでした。私がその言葉を受けた印象として、そこには、ゆるい、カジュアル、普段着っぽいといった、単に“力の抜けた着こなし“ということではなく、ご自分の仕事を通してもっと自分自身のパーソナリティを表現したい、これから仕事をしていく上でクライアントに与える印象を変えたい、という意向を感じました。

確かに以前から、こんちゃんという人をよく知っている私には、それまで使われていたプロフィール写真のこんちゃんは“いつものこんちゃんとは少し違うな”という印象でした。本当はもっと若々しいし、かわいいし、お茶目だし、フレンドリーだし、柔らかいのにな、と。

なので私の中のこんちゃんのイメージをいくつかネットのファッション写真の中から抜粋し、こんな感じはどうでしょう?とご提案してみました。イメージとしては“今どきのおしゃれクリエイター”です。自分哲学を持っていて仕事もプライベートも一貫して自分軸をしっかりと確立させている。生きることが仕事になる、そんなイキイキとしたやる気とエネルギーを感じる人間像を、こんちゃんというパーソナルな存在を通して、ファッションで表現したいと思いました。

送った画像を見ながら、一つ一つの着こなしやコーディネート、色使い、シルエット、生地感、パターン、デザインなどの、“おすすめポイント”を説明していきました。

ファッションのディテールを言語化することはファッションを仕事にしてきた私にとっては容易いことですが、そうでない人にとっては「言われないと気づかない」ことばかりのようです。一つ一つの説明に「なるほどぉ〜〜!」「そっかぁ〜〜」「へぇぇ〜〜」と感心しきりのご様子。

写真を見て“いいな”“素敵だな”と感じることはできても、なぜそれがいいのか、他とはどう違うのか、どのようなディテールを取り入れれば新しくなるのか、カラーの組み合わせによって変わる印象などなど、言葉で説明して初めて納得できることなのです。
気がつけば3時間近く話していました。
その後、新しくするプロフィール写真の撮影用に洋服を買いたいとのことで、改めてお買い物同行のご依頼をいただきました。


今回のお買い物は、こんちゃんのご指定で二子玉川ライズに決定です。
(前回のJOYさんとのお買い物同行も二子玉川ライズでしたが、実際はこちらの仕事が先でした。こんちゃんのお買い物で、このSCがとても使いやすくて良かったので、その後のJOYさんとの仕事でも引き続き採用、という流れです。)

毎回クライアントに合わせたお買い物の場所を考えます。それは仕事の効率を考えて最も重要なことであり、また私自身の楽しみでもあります。

たまたまお二人に共通するニーズがこの場所にはありました。年齢的にも、求めるファッションの傾向も、プライス設定も、バリエーションの豊富さも、あらゆる面で共通する条件に当てはまりました。

今回はオンラインセッションでの段階で具体的なイメージが出来上がっていたことと、こんちゃんの見たいショップが決まっていたので下見はしませんでした。
目指すお店が決まっているのは簡単ではありますが、その店で購入が決まるということではありません。実際に今回のテーマに沿って必要なものかを見極めるのは私の仕事ですから、より一層厳しい目線で見ていきます。

そのお店には確かにこんちゃんが好きそうなものがたくさん置いてありました。とてもオーソドックスでトラディショナルなイメージです。いわゆる“正統派”という感じ。これを着ていれば間違いない、という高い品質と確かな物作り。
しかし、あえて今回はこの路線を避けたいと思いました。もっとカジュアルで今どきなものを探して他を巡ります。

見つけたショップは日本の比較的新しいブランドでした。
全体的にとてもデザイン性が高く、カジュアルでありながらも生地感や縫製のクオリティが高い。しかも思ったよりもリーズナブルな価格設定。年齢層的には20代半ばから30代半ばをターゲットにしているようです。サラッと店内全体を流して見ていくと、どれもこれも今回探していたイメージにぴったりの雰囲気です。ヨシ、ここに決めた。

そこからは本当に早かったです。何着かのジャケットとパンツのセットアップと、インナー用のカットソーを選んで試着室へ。こんちゃん自身が「これ着てみたい」とご希望のワイドパンツやニットやシャツも試してみます。

どれもイメージ通りの仕上がりですが、今回のテーマに沿うものをそこから絞っていきます。
初めに試してみたワイドパンツは確かにファッショナブルで今どきでとてもおしゃれですが、仕事には少し遊びの要素が強すぎます。プラスアルファで買える場合は是非とも挑戦してもらいたいものですが、本命というわけではないので様子を見ましょう。

候補に上げた二種類のセットアップのうち、最終的に決定したのは柔らかい素材のグレーのジャケットとパンツのセットでした。衿のアウトラインとドロップショルダーの塩梅が非常に洒落ていて、落ち着いたマットなグレーがこんちゃんにしっくりと似合っています。セットのパンツは全体的にゆったりとしたシルエットのテーパードタイプ。腰周りにはゆとりがあり、裾に向かって少しずつ細くなっています。この感じ!この肩の力が抜けたリラックス感と落ち着いた雰囲気が、求めていた“今どきのおしゃれクリエイター”というイメージにピタリとハマりました。きちんとした印象なのに遊びがある。そのバランスが絶妙です。

中に着るカットソーは断然白でしょう。シャツではなく、ここはラウンドカラーのカットソーを選びます。春から夏まで着回せる、素材とパターンのいいTシャツは一枚あると重宝します。たかがTシャツですが、されど。ここで手を抜くと、途端に残念な結果になるのです。首が詰まっていて生地に透け感がなく、ある程度地厚でジャケットを脱いだ時に一枚でも様になる。いわゆる“部屋着”や“下着”や"遊び着"的な要素のない、きちんと感のあるカットソーは仕事にも使えます。

インナーに合わせたTシャツはサイズ感も重要です。ゆるい印象のセットアップには、身体に付かず離れずの、同じくゆるい印象のインナーが合います。
また、Tシャツも必ず試着してみることが大切です。以前より少しお痩せになったので、思っていたサイズより一つ小さめでOKでした。これにはご本人も驚かれていましたが、今どき流行りのゆるファッションは、表示されているサイズを見るだけでは分からないのです。実際に着てみると思った以上に大きいことがよくあるので、先入観を捨てて必ず試着して身体のラインを確かめます。


こうして選んだセットアップとインナーを着て、後日新しいプロフィール写真を撮影されました。その様子はこんちゃんのこちらのお仕事noteに詳しく書かれていますのでぜひご一読ください。ご自身の経験を元にしてお仕事依頼の記事にするなんて、さすがの一言に尽きます。

 この記事を読んで、中に出てくるこんちゃんの写真を見て驚きました。
私の中のこんちゃんのイメージそのものだったのです。
リラックスしていて笑顔が優しくて、若さと落ち着きが同居したなんとも言えないほっこり感。そうそう!これこれ!これがいつものこんちゃんだよね!

仕上がりはこちら↓↓↓いかがでしょうか?

肩のラインがドロップした、リラックス感のあるジャケットとパンツのセットアップに清潔感のある白いカットソーのコーディネート。柔らかな生地感に丸みのあるラインのテーラードが優しい囲気です。こんちゃんの表情がとても柔らかくて、洋服の雰囲気とピッタリですね。


記事の中にはプロのパーソナルコーディネートとプロカメラマンによる撮影での効果を、自身の身をもって実際に経験することにより得られた体験談としてとてもわかりやすく記述されています。

こんな風に自分の仕事を振り返ることができて、しかもその効果を記事にしたものが読めることに感謝感激です。こんちゃん、この度は本当にありがとうございました。
これからも一人でも多くの悩める人のお役に立てるよう、精進していきたいと思います。


*この記事の内容及び画像はクライアント様の許可のもと掲載しております。

*パーソナルコーディネートのご依頼はverdeのTwitterDM(@verde88988252)までお待ちしております。
時間、値段、内容のご相談や質問など、何なりとお申し付けください。

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