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ジブリ大博覧会 - leica Summilux 50mm/f1.4 ASPH.

S.O.Nです。連休最終日。ノスタルジックを求め、富山ガラス美術館にて開催中の「ジブリの大博覧会」へ。子供達も一緒なので、システムは軽快に、Leica M10Pにleica Summilux 50mm/f1.4 ASPH.オンの一本縛りで楽しむことに決めた。ズミルックス50mmは僕の基本の一振り。中道の一本である。

ダイバーシティー溢れる様々なレンズ達との旅路の中で、写欲が落ちてきたり、自分の感性が鈍化してきたなと思った時は、このレンズを装着してリセットし、調律する。

ジブリ大博覧会に到着。相当混んでそうだなと不安を感じつつ、チケットを購入。会場となる3階へ進むと「入場まで50分待ち」の案内が。。そこに、観覧を終えた知人家族と遭遇するのだが、なんと「混みすぎてて、ネコバスは20秒ほどしかいられなかった」とのこと。僕的には、ネコバスにフカフカしている娘たちを、ズミルックスで様々な角度から撮りまくりたかった。最低でも10分は欲しいと思っていた。今日のノスタルジックな山場は、光量が少なそうだからと、50mmでも口径の大きなズミルックスをチョイスしたのだ。

結果から言うと、入場することなく退館。並び始めたものの、3人のまだ小さな子供たちと50分並びきることができるイメージがどうしても湧かなかった。「ネコバス20秒」というキーワードも決め手だった。せっかく来たのだから、何か記念にと「トトロのぬいぐるみ」を購入。1歳の娘が、大切そうに抱きかかえ寝床に向かう姿を見て、(入場できなかったけど)行ってよかったなとほっこりした気持ちになれた。

そんなグレースな光景を目撃したのが30分ほど前で、今この瞬間は23:55。

話を退館間際に戻す。メインは観覧できなかったけども、館内のオープンスペースに、ナウシカの世界観を表現した模型が設置されており、これがまた中々にエモい。一人だったら1時間くらいは余裕で撮れるほどの「情報、波動、物質」が織り成すノスタルジックな現象が発生していた。

帰路につきますかと相成り、冠水公園のスタバでテイクアウトをと向かうが、これまた駐車場で大行列。そして、そのままスルー。つくづく待てないファミリーである(笑)。ところが、この後、意外な撮れ高に遭遇することとなる。

トイレに立ち寄った、富山美術館である。

屋上庭園「オノマトペの屋上」が臨時開園しているとのことで、体力を持て余している3人の小人を連れて重力に逆らいつつ、屋上へ。設置されているモニュメントがなかなかユニーク。写欲をM10PのCMOSセンサーへ流し込む。

なんだかんだで、良い一日だったねと。

帰路のパーキングエリアに立ち寄った際、とても夕日が美しく、寒さに耐える草木たちが束の間の暖をとっているかのように、優しく柔らかに光輝いていた。明日より、また頑張りましょう。

ほんとうに自分の心にいつも大きな花をもっていたいものだその花は他人を憎まなければ蝕まれはしない他人を憎めば自ずとそこだけ腐れていくこの花を抱いて皆ねむりにつこう//// 八木重吉「明日」より一部抜粋

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