三男が保育所からおじさんのかさという絵本を借りてきた。初めて読む絵本だった。
寝る前に布団の中で三男と絵本を読んだ。　


おじさんのかさ
『おじさんはお気に入りのかさを持っていました。
でかける時はいつもかさを持ってでかけました。
少しくらいの雨は濡れたまま歩きました。
かさが　ぬれるからです。』

三男が「えーッ！？」と驚く。

『もう少したくさん雨が降ると雨宿りして
雨がやむまで待ちました。
かさが　ぬれるからです。』

三男「えーッ！？」

『急ぐときはしっかり抱いて走っていきました。
かさが　ぬれるからです。

雨がやまないときは
「ちょっと失礼。そこまでいれてください。」
と、しらない人のかさに入りました。
かさが　ぬれるからです。』


私「えーッ！？怖い怖い怖い！あはははははははは」


なにこのかまいたちのコントみたいな絵本。
おじさん役を山内さんにやってほしい絵本。
「かさが　ぬれるからです。」待ちの自分に気付かされる絵本。


あまりに私と三男が絵本を読んではしゃいでいた為、珍しく小学生の長男、次男も絵本を読みにきた。


次男「おじさん、やばッ！！」
長男「俺が雨の日に傘さしてて、いきなりおじさん入ってきて『なんで自分の傘ささないんですか？』ってきいたら『かさが　ぬれるからです』………………………………いや、怖い怖い怖い怖い！！！！！！」

全員「あはははははははは！！」
私「お腹痛い痛い痛い痛い！！！」

次男「かさが　ぬれるからです。」

全員「あはははははははは！！」
私「お腹痛い痛い痛い痛い！！！」


「かさが　ぬれるからです。」が一発ギャグのようになってしまった。


また別の日に、いきなり雨が降ってきたため雨宿りしていたおじさんは、傘を持っていない小さい男の子にその傘にいれてと言われる。
のにもかかわらず、聞こえないふりをするというファンキーぶり。
うちの５歳の三男に「このおじさん悪いなぁ。」と言われてしまう。

最終的に傘をさした(小さい男の子のためにではない)おじさんが家に帰ると、奥さんが言う。
「あら、かさをさしたんですか、
　あめが　ふっているのに。」

長男「日本語変！！！」

次男「かさが　ぬれるからです。」

全員「あはははははは！！」
私「お腹痛い痛い痛い痛い！！！」




すぐにAmazonでこの絵本を購入しました。
これから雨の日に傘をさしていると、おじさんが入ってくるかな、と思ってしまいそうです。