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クリスマスは変わり映えのしない普通の日

 20歳をすぎると、サンタさんからプレゼントを貰うクリスマスは意識の中から消えてしまっている。テレビCMで仮面ライダーやプリキュアのおもちゃを見ると、思い出すぐらい。今はもう、カップルで過ごす日のイメージだ。

 私にはそんな相手がいるはずもない、そしてできたこともない。だから、クリスマスと言えば、サンタさんの印象のほうが強い。大学1年生のときは、そんな自分が少し恥ずかしくて2人分のケーキを買ったりした。多分、バレていただろうな。

 そう考えると、大人を取り繕うこともなくなった私は子供に戻ってしまったのだろうか?いや、違う。サンタに夢見ることはなくなっているのだから、もう戻れない。私にとってクリスマスは特別な日じゃなくなった、ただそれだけなのだ。

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 未来が今より先に来ることはない。世界の理だ。つまり、クリスマスが特別な日になる、と言う人は厳密には間違っている。正しくは、「クリスマスが特別な日になるだろう」だ。今までの経験や常識から間違った結果を導き出したのだ。

 多くの人はクリスマスが特別な日だと仮定して振る舞う。カップルは当然のように、そしてセールも同じだ。クリスマス以外は普通の日ではない?そんなことはない。どちらの日も一様に同じだ。

 なにが言いたいのかというと、クリスマスもそれ以外の日もなんの代わり映えもしない同じ日だということ。その日がきたからといって変わった日になるわけではい。ゆるやかに同じ日々が続いていく。

 それだと、退屈してしまう人はいるだろう、私がそうだ。だから、私は毎日を特別にする。良い本を見つけたから特別な日。ネコを追いかけて迷子になったから特別な日。周りが押し付けた特別じゃなく、自らがその日を特別だと言えるように作っていく。そっちのほうがなんだか健全な気がする。

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 今日は仮面ライダーを見に映画館に行った。子供たちに紛れながら仮面ライダーと写真撮影をした。大人の参加者は私だけのようで少し恥ずかしかったが、私の愛が子供たちに負けるはずがなかった。映画は感動して3、4回泣いた。

 帰りにミスドに寄ってオールドファッションを2つにチョコファッションを1つ買って帰った。ミスドに行くのも1月ぶりくらいだろうか?やっぱりファッション系はおいしい。

 私の今日は普通に特別な今日だ。

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