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たった一つできること

 私は1つのことを長く続けられない人間で、すぐコロコロと興味が移り変わる。長くて5年、短ければ1週間、すぐ興味がなくなってしまう。周りは10年も20年も一生懸命続けているものがあるが私にはない。

 多分、私はプロにはなれない。

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 それは怖いことだろうか?昔の私は怖いことだと、そう思ってしまうだろう。だってそうだ、世間で活躍している人は何かのプロ。今のSNSの風潮だって、まず何かであることが重視されている。

 そんな世界を見てきたら、嫌が応にも、プロになれないという感覚は重くのしかかる。絶望といってもいい。

 だから、私は私が嫌いだ。自分の目指していたところに届かないと思ってしまっているから。  

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 でも、そうやって自分から逃げていては何も始まらない。手札が少なくとも、カードが配られなくてもその現実を踏まえて勝負しなくてはいけない。

 そう振る舞うことが私が進む道なのだろう。別にかっこつけているわけではない。かっこつけたくないわけでもない。ただどうやって、勝てるかそれを考えていくのみだ。

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 私は1つのことを突き詰められるほど興味が持続しない、続けることができない。だけど複数のことに目移りし、多くのことに手を出す。そんな好奇心を持っている。

 そんな私を認めるしかない。そう考えると、私が進むべき方向はプロになる道なのではないのかもしれない。1つのを突き詰める道ではないのかもしれない。

 多くのことに手を出す。知識を組み合わせ、分離する。研磨し、打ちつける。そうすることが、私の道なのかもしれない。

 私はプロになるのではなく私になるのだ。

 私よ我に還れ。

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