「スター」/朝井リョウ 読書感想文

初投稿。
慣れないながらに読書感想文を書いてみようと思う。
少しテスト的なニュアンスもあるので、後々編集するかも??


朝井リョウ作家生活10周年記念作品。

黒版の正欲に対し、白版のスターと称される本作品。
白と呼ぶほどの純白さはないものの、読後の清涼感は持ち合わせてる印象。

スター不在の現代におけるスターとは?
YouTubeでバズっている動画と映画で賞を撮った映像、本当に価値のあるものはなんなのか。
そこにある違いはなんなのか。

自分の理解の追いつかない文化を無理やり自分の考えうる土俵に並べてしまうと優劣の判断を下すことになる。
そこの違いを認めていかないと、人生において許せないものが増えてしまう。


じゃあその違いを認めるって何?

自分の理解の及ぶ範囲でしか違いを認められないのは、多様性の都合の良い部分だけを切り取っていないか?


正欲と表裏一体の作品なのだと感じた。

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