Y.shingo

教師17年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督…

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教師17年目。スティモジートフットサルスクールコーチ。クリアドールフットサルクラブ監督。サッカー、フットサルC級。サッカーもフットサルも両方プレーしてきた選手が多い方が日本サッカーは強くなる。ハイブリッドボーラー育成中。サッカーW杯優勝をみんなで観よう!

最近の記事

〜知ってる、できる、使える〜

フットサルでは、コーナーキックや相手ゴールに近いキックインなどのセットプレーでは、サインプレー(ある程度決められた動きをする)を行うことが多くあります。 「得点の可能性を上げる」ためです。 相手守備者にとっては、オフェンス側が意図を持って動いてくるので、「どこにパスをするのかな」「何を狙っているのかな」と迷いが生じることがあります。 オフェンス側は、相手守備者の動きをギリギリまで観て(4秒以内)より良い選択をすることが大切です。 セットプレーの理解度として「知ってる→で

    • 〜数的優位になったら〜

      サッカーやフットサルでは、数的優位(数で相手より多くいる)を作ることができればチャンスは広がります。 「1対1より2対1、2対2より3対2」の方がボールを前進させたり、ゴールを決めたりする機会が増えていきます。 数で相手を上回ることができれば、「幅と深さ」を意識してポジションを取ることが大事になります。 2対1で数的優位の時に、ボールを持っていない選手が、ボールを持っている選手の近くにいたり、同じ高さにいたりしては、相手1人で対応されたり、ボールが前進できなかったりします

      • 〜味方と動きを合わせる〜

        フットサルは、スペースが狭く相手DFのプレッシャーがサッカーよりも速いです。 そのため、味方と意思疎通を合わせるために、サインプレーのようなことをプレー中に行うことがあります。 「味方と動きを合わせる」みたいなことで、「1人目の選手はD Fの裏をを取りにいく」「2人目の選手はDFのライン間に入る」「3人目の選手はスペースを開ける」をタイミングを計りながら仕掛けていく。みたいな感じです。そうするとプレーの再現性も高くなってきます。 時々、「フットサルは動きが決まっているから面

        • 〜意識くらい高く〜

          新しい年が明けて、スクール1回目のトレーニングでした。 月に4回トレーニング。1年間に×12で48回。夏休みや冬休みがあるので、1年間で40回程のトレーニングがあります。 1回のトレーニングで、 「パス&コントロールの練習は何回するのでしょうか?」 「1対1の練習で、ドリブルを何回試せるのか。」 「体幹トレーニングは何秒するのか。」 1回のトレーニングだと、数回だし、数十秒。 これが、1ヶ月、1年となると、何百回にも、数千秒にも。 1回のトレーニングの1回のパスを「試合

        〜知ってる、できる、使える〜

          〜ポジションを入れ替えると〜

          サッカーしかプレーしてこなかった選手が、フットサルをプレーすると「どこに動いたらいいのかわからん。」とよく言っています。 フットサルはサッカーと違い、ボールを味方にパスすると、そのポジションにとどまっていることは、あまりありません。「どこに動けば良いか」考えてランニングしないといけません。 サッカーと大きく違うところです。 味方とポジションを入れ替えると、相手DFはどうなるでしょう? 基本的には2パターン。 ①そのまま付いてくる(マンツーマン) ②マークを交換する ポジ

          〜ポジションを入れ替えると〜

          「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

          「大阪でサッカーするならアイリスって言われるようになること」 数年前に居酒屋でサッカーの話を数時間話した後に、そう答えてくれました。 「やりたいこと、目指していることは何ですか?」そんな質問だったと記憶しています。一言一句覚えてはいませんが、彼の言葉は、はっきりと覚えています。顔は赤く言葉も上手く回らなくなってきていましたが、目つきと言葉の力強さから「その覚悟」が僕の心に残っています。 今では、たまにご飯にご一緒させていただき、あれやこれやとサッカーを教えてもらっています

          「オレの力不足や」〜準備、また準備〜

          フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

          サッカーとフットサルのルールの違いに「4秒ルール」が挙げられます。ボールがコートの外に出て、次にキックインやゴールクリアランスなどから再開する時に、「4秒以内にボールをリリースしないといけない」というルールです。 この「4秒ルール」があることで、決断力を高めることができます。相手ゴール前付近のキックインやコーナーキックでは、よく「サインプレー」(ある程度決められた動きをする)が採用され、ゴールに迫ります。 その際、キッカーは味方の動きや相手守備者の振る舞いをギリギリまで観

          フットサルのプレー環境〜4秒ルール〜

          フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

          サッカーやフットサルは、よく「戦術的スポーツだ」と言われています(どこに立つ、どこへ動く、どのタイミングで動く、が個人、グループ、チーム単位で求められる) ドリブル、パス、シュートといったテクニックアクションももちろん大事になりますが、「ボールを持っていない人がほとんど」で「ボールを持っていない時間の方が多い」スポーツです。 フットサルは「キーパーからボールがリリースされると、キーパーにもう一度バックパスはできない」というルールがあります。 バックパスができないというこ

          フットサルのプレー環境〜戦術に用がある〜

          フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

          サッカーとフットサルを比べてると違いがいろいろあります。その内の1つに「プレースペースが違う」が挙げられます。 サッカーコートの約7分の1の大きさがフットサルコートになります。フットサルのプレー環境というのは、サッカーのペナルティエリアぐらいの広さで5対5の試合をしていることになります。 プレーエリアが狭いと、ボールを持ってから次のプレーをするまでの時間が短くなります(相手DFが近くにいる) 要するに「判断する時間が短い」ということです。 50mを8秒で走る相手DFがボ

          フットサルの「プレー環境」〜「3.2秒」と「1.6秒」〜

          〜「外したのか」「外れていたのか」〜

          サッカーやフットサルは、相手選手にマークされることが、度々あります。 マークされているとパスが出てこなかったり、パスが出てきても相手にパスカットされたりします。自分のところにパスがくるようにするには「マークを外す力」が必要になります。 マークを外し、相手選手から離れた位置でボールを受けることができれば、より優位にプレーすることに繋がります。 フットサルでは、サッカーよりも「より正確に」マークを外す動きが求められます。 その理由は「スペースが狭い」「マンツーマンでマークされ

          〜「外したのか」「外れていたのか」〜

          〜フットサルのプレー環境〜

          -ボールが違う- フットサルとサッカーで、大きく違うことは「ボールが跳ねない」ということがです。 サッカーボールよりも、フットサルボールは跳ねないので、「サッカーをプレーする時よりもボールコントロールをしやすい」と言えます。 転がってくるボールはほぼバウンドすることなく、自分の足元に転がってきます。一方サッカーでは、ボールが跳ねるので転がってくるボールが地面から少し浮いて自分の足元にやってきます。(土のグランドは、すごく跳ねて足元にくることも) フットサルはボールが確実

          〜フットサルのプレー環境〜

          〜マークする力〜

          フットサルとサッカーの違いの一つに「マークにつく」があります。 フットサルはフィールド上で、マンツーマンで相手についていくことがよくあります。 一方、サッカーでは、マンツーマンでフィールド上をついていくことは少なく、マークを受け渡したり、ゾーンで守ったり、することが多いです。 「マークをする力」はとても大事で、目の前にいる相手選手に仕事(シュートやパスなど)をさせないためにも「すぐにプレッシャーをかけられる位置を取る」が必要になります。 「マークする力」を身体で身に付け

          〜マークする力〜

          〜考えている暇はない〜

          夏休みが開け、トレーニングが再開されました。 この日、初級クラスでは「1対1」のトレーニングを行いました。 「オフェンスをしたら、すぐに次のディフェンスになる。」というルールです。 オフェンスはディフェンスよりも優位な状態で1対1をスタートできるので、できるだけ速くゴールへ向かうことが求められます。 ディフェンスはオフェンスが終わった瞬間、もしくは終わる間際には、次のディフェンスのことを考えて、動き出すことが求められます。 よく「切り替え」という言葉で次のプレーへの動

          〜考えている暇はない〜

          〜体幹を追いかけろ〜

          スティモジートフットサルスクールでは「思った通りの身体操作」がプレー向上には必須。という考えのもと、トレーニングと向き合っています。 サッカーやフットサルは、片足で立ってボールを蹴る動作が当たり前です。 その際、相手DFがぶつかってきてバランスを崩しながらシュートを打ったりパスをしたりしないといけません。 ジャンプ、着地、ダッシュ、ストップ、ターン。 どの動きも必ず試合中に起こります。 フィジカルスキルは高ければ高い方がいい。 体幹を追いかけろ!

          〜体幹を追いかけろ〜

          〜パスとドリブルの使い分け〜

          ボールを蹴り始めてから、まだまだ時間がたっていない選手の多くは、ボール扱いに慣れていません。 パスをする ボールをコントロールする(トラップ) ドリブルをする シュートする 上記のテクニックアクションを試合中に発揮しないと活躍することはできません。 ドリブルだけしかできない。 パスしかしない。 シュートは打たない。 となると、状況に合わせた良いプレーを選択できません。 相手が目の前にたくさんいれば「パスをする方が良い」かもしれないし、スペースがある中で相手DFと1対1

          〜パスとドリブルの使い分け〜

          〜かけ引きを楽しむには〜

          ワンツーのトレーニングを中級クラスではしています。 ①コントロールとパスのテクニックアクション ②相手DFの振る舞いと味方の動きを観る という2つの要素がワンツーをする時に必要です。 ①は実際に目に見えること ②は選手の心の中(認知) ①ができるには、まずは何度も何度も「蹴る止める」を積み上げないといけません。 ①ができない理由で②が見えていない時もあります。 DFがパスカットをしようとしているのに、パスを出してしまうとか。味方選手がパスを出せるような状態ではないのに

          〜かけ引きを楽しむには〜