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#20 【就活体験記•続編】多様な内定者たち

私の将来の同期、いわゆる24卒内定者たちは300人くらいいるらしい。内定先は総合職、基幹職(事務的な)、障がい者採用、デジタル職と採用時のエントリー口は分けられているものの、入社すれば全員が同じ部署になる可能性がある。

これだけいれば人柄も十人十色だというのは当然のこと。

でもここでいう「多様」は人柄だけではなく、

人種も障害の有無も、「多様」なのである。

それを実感したエピソードを共有したい。

内定式のとき、後半が座談会だった。
集まったメンバーは、

•韓国出身で大学から日本で暮らしている韓国人
•私(日本人)
•日本人
•日本人(海外大学)
•日本人(ろう者)

共通点は「内定者」くらいしか思いつかないほどバックグラウンドに富んでいた。
zoom開催なので基本的にはチャットでコミュニケーションを行い、たまに私たちが喋る時には同時字幕翻訳機能を使っていた。韓国人の子はたまに字幕を韓国語にしたり、ろう者の子は私たちが話している時の字幕を見てチャットにコメントをくれたりした。(ちなみにブレークアウトルーム以外の全体集合のzoomの場面では、手話通訳も出席してリアルタイムで通訳が行われていた。)


内定者座談会でたまたま集まったメンバーひとつをとっても、門戸が違うので一人一人志望理由も違うし、配属希望地も、希望部署も異なっていた。


(性格や人となりは結構似てた。同じような人が集まったんだなあと実感)


自分が思っている「普通」は人の思っている「普通」では無いことに改めて座談会を通して感じることが出来たし、
このように様々なバックグラウンドを持つ人たちが色々な所から集い、都度支え合いながら物事を進めていける環境に身をおけることは自分自身にとっても刺激的で有難いことであると感じた。

友達や他社に内定した24卒と話してみるとこの「多様」な環境を自然に構築するということは、なかなか簡単なことでは無さそうだ。

常に様々な方面への配慮があり、どれを特別扱いすることなく対等かつ自然にコミュニケーションが出来る会社へ内定できて、良かったと思った。


旅行業界は、その土地で暮らす人も訪れる人も環境も、全てが心豊かに潤う社会を構築しようとしている。そしてその全てを豊か(経済だけでなく人々の心の豊かさも)にさせるために集まった社員はやはり、ダイバーシティを具体化したような多様な人間たちだった。

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