じりじりとした夏の日差し。うだるような暑さ。
騒音並みに公園内のあちこちの木から聞こえる蝉の声。
クーラーで冷えた室内と外の気温差に、ウワっとなる日々。
虫嫌いの私にとっては、厳しい季節。

夏と言えば夏休み。

学生の頃は、大量の宿題がどっさり出て。
当時読書嫌いだった私にとっては苦痛だった読書感想文。謎の自由研究。絵画コンクールに出すという選択肢もあり、ダイニングテーブルに画用紙を広げ、鉛筆で下書きをして絵具で色を付ける。そんなこともしていたな。

大の苦手な水泳の補修に呼ばれ、朝から嫌な気分になりながら学校へ行って、泳ぐ。耳に水が入って不快な気持ちになることもしばしば。

中学・高校の夏休みは部活の練習も結構あった。
暑い中、学校に行って、一生懸命練習する。
高校の部活では、合宿にも行って、秋以降に次々とやってくる本番に向けてみっちり練習。

大学の夏休みはサークルにバイト。サークルはしご、サークルからのバイトはよくある事で、スケジュール帳はびっしり詰めた予定で黒かった笑

慌ただしい夏休みの中で、何とかスケジュールを合わせて、いつもは行けないような、少し遠いところに足を運ぶ。時には泊まりがけで。

花火をしたり、BBQをしたり、
美味しいものをとことん食べて、
泊まりで夜な夜な友達と語り合う。

普段できないことをして、
いつもと違う世界を味わう。

夏生まれの私の誕生日がやってくるのも、この季節。

お盆生まれだから、子供は絶対夏休みだし、大人も休みの人が多くて。

子供の頃は、私の誕生日に毎年親戚で集まって、従姉妹とケーキを一緒に作って、私の誕生日を祝ってくれた。

今年はどんなケーキになるかな、と毎年ワクワクしたものだ。

これまで、こうして夏の特別な思い出を沢山作ってきた。

私にとって“夏”は、大切な思い出が、特に沢山ある季節とも言えるのかもしれない。

#夏の思い出