息継ぎのようにあれこれ試しては見知らぬ自分を探しに行くよ
最近のわたしは短歌を作っています。(唐突)
これがもうめちゃくちゃに面白くて、目にするもの全部五・七・五・七・七にしたくなるので生活に支障を来しつつある。そのくらいハマっている。
どちらかというとグダグダと長い文章を書きたいタイプだし、あまりポエティックな語彙を持っている人間ではないので、俳句や短歌のような文字数制限のある詩にはまる日が来るとは思ってもみなかった。
とはいえ長々書くのもやっぱり好きなので、作り始めた経緯を書いておこうかな。ミーハーなので、最大の要因は朝ドラ『舞いあがれ!』に出てきたたかしくん。
主人公の舞(福原遥)にずーっと片想いしていて、人知れず恋の歌を読むなどしていたキャラクター。その彼が紡ぐ短歌がとっても好きだった(実際に歌集が出ることを今知ったので、即効予約した)。
俵万智さんが作中の短歌をさくっとTwitterで解説してくれていたり、返歌のような形で作品に関連する短歌を作っていたりするのも面白くて。それで『サラダ記念日』『チョコレート革命』をポチり、それから現代歌人は俵万智さん以外にもたくさんいると知ってまず『滑走路』を読んで、さらにSNSでも短歌を発表している人が大勢いることを認識して……。そこまでくればわたしの性格上、自分でも作ってみたくなるのである。
あとは、chatGPTがちょっとだけ影響しているかも。AIに文章を出力させてみると想像以上にきちんとしたものを書いてくれる。そうなってくるとライターの存在意義って何なのだろうなと思う。特に英文なんかはわたしが今さら勉強し直すより、chatGPTに出力してもらったほうがずっと正確なわけで、なんだか全部投げ出したくなったりもする。
※っていう↑のブロックをchatGPTに渡したらこんな感じで続きを書いてくれちゃったので、ライターはまだまだ必要だなって思った。わたし、別に今後の展開が気になってるわけじゃないよ。笑
話が思い切り逸れた。それでほんの思いつきで「短歌を作って」とchatGPTに投げてみたら、それらしい文字列は投げてくるんだけど、「五・七・五・七・七」ができなかったんだよね(わたしの指示が下手くそだった可能性は大いにあるけれど)。へーーー!!! まだできないことあるんだー!!! と思って。じゃあ一丁やってみるか! と勢いづいめ作り始めたら、あっという間にはまった。ほんっとうに面白いし、いくらでも推敲できる。普通に1,000字の原稿を書くより、短歌を1つ作るほうが時間がかかるかも。
Twitterアカウントも作っているので、良ければ覗いてみて。お題がないとなぜか悲しい恋の歌ばかり作るので(本当になぜなのかしら)、Twitterのいろんなお題に乗っかっています。楽しい。
↑の歌もお題に乗っかって作ったものだけど、自分の生き様がふわっと現れている気がしてお気に入り。筆名も気に入ってるよ! 昔使っていたHNの一部だよ!
ほか、今月作った短歌から自分で気に入っている作品をいくつか。だいたいフィクションだけど、一滴だけ自分の気持ちを混ぜたりもする。口語でちゃっちゃと作れるのがおもしろくて始めたはずが、やればやるほど文語表現じゃないと出ないニュアンスもあるなと痛感するので練習しているところ。
「音楽」を読み込んだものもいくつか。うち3個は、大好きなバンドのことを読んでいるよ。最後の一つはお誕生日によせて苗字の3字を読み込んだよ。あまり上手じゃないかもしれないけど、こういう衝動のままに出すのも悪くないよね。(ツアー後半しかチケット持っていないけどほんっとうに楽しみ)
これだけ書いてて、来月にはもう飽きて止めてる可能性もある(笑)。そのくらいフットワークが軽い今の自分が、割と気に入っている。
特に最近はなんとなく、新しいことをやりたいモードのようで。ハングルを勉強してみたり、漢検1級の四字熟語を脳に詰め込んだり、継続的な寄付を始めてみたりと、地味にいろんなことをしています。30歳になって、人生って一周しかできないんだよなという思いが強まった感じがある。そういういろいろの記録帳としてnoteを使うのもありだよなー。
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