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日比谷公園と山の写真展

『石川直樹:ASCENT OF 14 ー14座へ』を観に、日比谷図書文化館へ行って来ました。

この図書館に来るのは2回目。緑豊かな日比谷公園の中にあります。図書館へと続く道を歩くだけで、まるで軽井沢の緑道を散歩しているような清々しい気分になる。

明け方まで降っていた雨のおかげで、コントラストがはっきり出ている景色はあたかもイギリスの公園のよう。

深呼吸をすると冷たい冬の空気が体の中に入ってくる。澄んだ朝の冷えた空気は、自分が少しだけ新しくなったような気がする。

朝だからか、自分以外にはほとんど誰もいない。夜明けの冷たい静かな海を小舟で進むように、ゆっくりと歩く。

日比谷公園はニューヨークのセントラルパークに少し似ていると思う。規模は違うが、長方形の形状や周りが高層ビルに囲まれているところが。あの旅行からもう20年も経つのか、と思いながら歩く。
図書館に到着。

エベレストやその他の8,000m級の山で撮影されたフィルム写真は圧倒的に美しくて、何度もため息が出た。
一人だったけど何度も「きれいだ・・・」と呟いてしまった。人が少なくて良かった。

石川さんはきっと大きいフィルムカメラを持って山に登ったのでしょう。それは大変なことだったでしょう。でもこれだけ綺麗な景色が見れるのなら、いいカメラで残したくなる気持ちがとてもわかる。
雲の上で夕焼けに染まる空の色も、雪の白さも、山頂に降り注ぐ光芒もどれもこの上なく美しいわけだから。

帰りの丸の内線の丸窓
会場でもらったポストカード


2月18日までやってるから、今度また子どもと一緒に来てみようかな。


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