新生活と聞いて思い出すこと
いつもお世話になっております。
するめでございます。
ふと、ニュースで新生活だ、入社式だ、と報道されていました。4月1日だなと考え深くなったのですが。経理を長年やっていると、1日は勝負の日でこの日をいかに有効的に使えるかで慌てず、会計締日を迎えれるかが、かかっているの日なので、4月1日と聞いても「ほへぇ~」としか思わなかったのですが。
「始業式っていつだっけ?」と夫が話かけられて調べてみると、てっきり4月1日から学校に行くもんと思っていましたが、それは会社員だけだったんですね。
新生活と聞いて思い出す、学生時代のこと
学生時代に経験して良かったことは、もっと勉強しておけば良かったな!や、こんな事知っておきたかった。という勉強への後悔もありますが、学生時代ですごく後悔して、学んだことがあります。
するめは、公立の小学校~高校までを過ごしたのもあるかもしれませんし、出身が特別な環境だったからかもしれませんが。色んな家庭環境の子を見てきました。服もままならない子や、お弁当を持って来れない子等々、書ききれない程ありますが、一緒に過ごして勉強出来たのは良かったです。偏見のなく今も人を見れるので。
するめには、大切な同級生が居ます。
女の子で、するめと同じ背丈で、半身麻痺の子がいました。一度、その子のお母さんが話してくれたことがあるのですが、本来では特別支援学校に行くほうがいいと思ったけど、強い子になって欲しいと思い、地域の学校へ入学させたそうです。
その子は、お母さんの思い通りとっても強い人で使えない四肢があると感じさせないぐらい何でも出来きました。同じ背丈だったので、体育で一緒に組むことが多かったのですが、一生懸命練習したりして、するめはすぐに出来ることだけど、その子は、しっかり時間をかけて、ちゃんと出来るようになっていました。
その当時のするめは「おぉ~出来たね!」と声をかけてあげることしか出来なかったし、いつも声をかけていたわけではなかったです。
体育会でのこと
小学校の頃に、体育会で器械体操の2人1組で逆立ちをすることになりました。するめは、その子と組んだのですが片手で逆立ちをするのは本当に大変だし、するめの逆立ちを支えるもの大変で。始めは支えきれなくて転んだり、逆立ちが出来きなかったりだったのですが、だんだんと体育会に近づくにつれて、出来る回数が増えてきたのです。
ある日先生に言われた「○○ちゃんが逆立ちをするのをしっかり受け止めてあげてね」という言葉に何故かカチンとしてしまったのです。
毎度、私はちゃんと受け止めているし。
私だって、大変なんだけど。
その言葉にふつふつと腹が立ってきて、必死に逆立ちを受け止めようと思わず、出来たら受け止める。というスタンスを取ってしまい。
体育会の当日は、頑張って受け止めようとすれば出来たのに、その子の逆立ちを受け止めなかった。
先生は泣きながら「仕方ない!仕方ない!○○ちゃんはよく頑張った」とするめとその子を抱きしめながら言いいました。
その時に真意が分かったのです。
いつも、その子が努力していると知らずに、何でもこなせてしまうから「たかが、逆立ちぐらい」と思ってしまったのですが、その子にとって、その子の周りにとっては特別な逆立ちだったのです。
今、大人になってみれば分かることなのに。
後悔は、先に立たず。
するめはそれからみんな陰で努力をしている。自分が見えていることだけが真実ではないと学びました。
それから中学になっても、一緒のクラスになることが多く。その子からよく助けてもらいました。
その子が凄いところは、すぐに何でも覚えられるところです。するめは、何にも覚えられないので「移動教室どこだっけ?」と話をしていると「するめはA教室だよ」とよく教えてくれて「ありがとう!何で私の行く教室覚えているの?」と聞くと「全員分覚えてるから」と。
するめには、驚きの答えでした。
「○○ちゃんすげぇな!」と言いその後も、「私どこの教室へ行かない行けないんだっけ?」と聞いてばかりいました。
その子が、地域の学校に入学してするめと同級生になってくれたからこそ学べたことが沢山あります。
治安が悪い地域なので、普通に考えれば私立へ行った方が良かったのかもしれませんが、地域の学校へ行って、色んな人と触れ合って、話をして、遊んで。今なら出来ない学びがありました。
偏見のない世界を作るためには、ごちゃまぜにすることだと思います。
女は女だけではなく、金持ちは金持ちだけでなく、年寄りは年寄りだけではなく。色んな人と話をすることによって分かることが沢山あると信じています。
また、会ったら言いたい。
あの時、受け止めなくてごめんね。
いつも、助けてくれてありがとう。
ほんだらまた!
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