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珍しく残業続きで

毎日どころか一週間に一度も更新できず。

以前は繁忙期など残業続きの時は帰りに食事がてら飲み帰宅しても飲み、顔と歯だけ洗って翌朝シャワー。お金もなくなり疲れも残る。
今はまっすぐ帰り、嫌になる前にシャワーを済ませ軽い夕食を食べて明日の支度をして早めに眠る。当時より15歳以上年を取ったが疲れがそれほど残らない。

しかし今でも、夜にふとストレス解消のように炭酸のお酒やアイスクリームが食べたくなることがある。「シャンパンでクリームソーダにしたい」
この誘惑を我慢できているのは健康のためというより遅くに食べると翌朝の寝起きがものすごく悪くなることを体感したからだ。スヌーズボタンを何度も押しベッドからなんとか離れられるのはギリギリの時間。

「あー。昔は栄養不足のうえに深夜まで飲んだりつまんだりしていたから、あんなに毎日だるくて休みの日は起きられなかったんだなぁ」と思う。
この忙しかった数日間、昔のあれこれをよく思い出した。
遅くまで働いて深夜まで飲んで借金まみれで暮らしていた日々のことは、「馬鹿すぎる」と思うし、例えば姪が同じことをしていたら注意したくなるかもしれないが、今の私はそれを懐かしく思うしその日々が、なんとなく私を遠くから変わった色で変わった方向から照らしてくれている気がするのだ。

「錆猫さんってこんな残業早出で続きでも毎日お弁当作ってきてすごいですね。もう私なんて今週は全部買ったものですよ。掃除もしてません。終わってます」と言ってくれた真面目な後輩のお世辞に「いえいえあなたのほうが、以前の私より絶対にきちんとしていてすごいですよ」と本気で思えるのは、過去のおかげだ。きっとその御蔭で人間関係もうまく言っているのだ。
なぜなら私が昔から今程度に節制して貯金をしているような女だったら、「昔の私のような人」にものすごく上から目線で注意していたような気がするから。




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