成績が命だった

学生時代、
現代文を読んで、なぜ問題を解かなきゃいけないのか、
大好きな日本史をなぜ、理解しているのに、
時代正誤をする必要があるのか、
意味が分からなかったし、納得もできませんでした。
それでも、いい成績を取るために、
先生になるために仕方なしとやっていました。

学生の頃は、成績表で”５”がある自分は
優れているとか、
”２”とったら、終わったなと思ったこととか、
誰かの評価を気にしていました。
そうでないと、大学にパスできないからです。

社会人になると、
成績表からは解放されました。

それでも次に待つのは、人事評価です。
ボーナスに直結します。

特別支援学校の評価

教師という立場になれば、
あれほどうんざりしていた、
”成績をつける”作業が仕事になりました。

幸いにも、特別支援学校には
ランク評価のような成績はありません。
何を評価するのか？

個人の目標を決めて、そこへの到達度です。
例えば、
「着替えが一人で行えるようになる」
とかです。
評価は、
「チャックなどはまだ難しく、できないこともありましたが、
衣服の着脱は一人でできました」
になります。

ここにも評価の難しさはあり、
たくさんの問題を含んでいますが、
明確な目指すべき基準は
存在しません。

個人がどうありたいのか、
なんです。

特別支援学校なら、
やがては一人暮らしをして、社会に出て働くか？
身辺自立はできて、サポートを受けて暮らすか？

大事なのは、自分がどんな姿を目指しているのか？
それは、ぼんやりとして抽象的でいい、
自分のありたい姿を想像することなのです。

気になるフォロワーの数

フリーランスになったら、
人事評価なんてありません。

契約できるかどうか？
のシビアな世界です。

ビジネスを広げたくて、
SNSの運用をする人にとって、
大事な数字です。一つの目安になりますね。

私もいつかは、SNS運用などで
知名度を上げて、、、なんて考えていた時には、
フォロワーの数が、まるで
自分の評価のような気がしていました。

いいねがたくさんついた記事＝
いい記事を書けた
と錯覚してしまいます。
冷静に考えれば、それはちがいます。

フォロワーさんがたくさんいる人＝
人として優れている
ではないはずです。

結局、学生の頃から変わらず、
誰かの評価を気にして生きている自分がいるのです。

大事なのは、
ぼんやりとでも、目指す自分のあるべき姿が
そこにあるかないかなんです。

特別支援学校の成績の目標のように、
自分は何をできるようになりたいか？
が大切なはずです。

フォロワーの数が気になってしまっていたとしても、
自分は何を目指しているのか？

自由すぎる寺子屋生

ニンジャ寺子屋で学ぶ子どもたちに
成績などはもちろん、ありません。

保護者の方と、
「うちの子の〇〇をできるようにさせてください」
というサービスのような約束もしていません。

塾なら、
お金を払う代わりに、成績を上げることが使命になります。

子どもたちは、
やりたい時にやりたいことをすればいいのです。
それが無料の魅力です。

オリジナルキャラの女の子の絵を描いた！
オリジナル漫画を描いた！
メタバースで司会したい！

そこには、〇〇したら内申上がるとか
誰かの評価はありません。
本当に自分がやりたいこと！！
でしか、ないのです。

フォロワー数なんかじゃなくて、
まずは、自分がやりたいこと、
それから、ぼんやりとしたものでもいいから
自分のなりたい姿を想像することなのだと思いました。

ニンジャ寺子屋HP