やっぱりマリアはステキな人だと思った。クラスメートでチリ人のマリアが明日卒業する。彼女は約8ヶ月この学校にいた。この学校のだらしなさや適当さに嫌気が差し途中何度も校長に訴えたが結局何も変わらず、最後に校長に、君はビジネスを何もわかってない。学校はビジネスなんだ。と、先生や授業の質を良くして欲しいとただそれを訴えたのにそう言われた。それから彼女は抗議するのをやめた。この学校への期待を全て捨てた。そんな彼女が明日卒業する。彼女は出席日数が足りてるので最近ほとんど学校へ来てなかったけどたまに来るとどんどん明るくなって綺麗になっていた。なぜかと聞くと、やっとここを卒業できるからと言っていた。この学校は毎週金曜日授業を30分短くして、わけのわからない卒業式をする。初めは私も見てたけど、2、3回見るうちに知らない人の卒業式を見ても何も思わないし普通に授業して欲しいと思うようになった。卒業生はみんなの前でスピーチをするのだが、よく知らない人のスピーチを聞いても何も思わないが先生達は授業の時間が減るから嬉しそうにしている。生徒もほとんど日本人なのでみんなブツブツ言いながらも真面目に床に並んで座りスピーチを聞いている。マリアはもちろん参加してないが、さすがに明日はスピーチするかと思って聞いたら、1日仕事だから学校来ないよ。とアッサリ言われた。それを聞いてすごく納得した。それでいいんだよなと思った。彼女は自分にとって必要な物とそうでない物の区別がはっきりしている。潔くて未練無し、すごく気持ちがいいと思った。スピーチする人達はみんな嫌だ嫌だと言いながら、結局本番はちゃんと原稿作って完璧な文法を使いスピーチをして先生に褒められていたから、やりたいなら初めからやりたいと言えばいいじゃないかといつも思っていた。それにマリアののように長期でいる人はみんなちゃんとスピーチするから卒業式にすら出ないというマリアはすごく潔がいいなと思ったし、周りの人の評価なんて気にしなく他人に頼らず自分で道を切り開いている。私はこの学校ではほとんど連絡先を交換しないが、マリアには連絡先を聞いた。ここに来て良かったことは彼女と出会えたこと。これからも付き合ってい来たいと思う。

今日学んだこと
dreadful ひどい
Having a four-day working week is a dreadful idea.

週4日働くと言うのはひどい考えだ

dreadful と聞いた時ドレッドヘアを想像した。それで何となく意味が想像できた。