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天災が起こる理由

現代科学は
災害が起こった
仕組みを説明する

けれども
なぜ起きたのか
真の理由を明かせない

この星に起こる
天変地異は
地球人類わたしたち想念おもい
原因なのだ

☆☆☆

こんにちは!
フジミドリです♡

詩絵しえ物語】は日曜の午前10時に公開しております。残り8回の予定です。

道術家どうじゅつかである私が、見聞きした現象できごとから感じたままを物語と詩へ組み直して、朔川揺さくかわようさんの絵に添えてみました。

創作の背景など、別サイトへ揺さんとお喋りしつつ、木曜の朝9時に公開です。

では早速──

☆☆☆

彼の頭には、ある時から奇妙な思想が居座って、どうしても消せないのだった。

その思想とは。

人類は宇宙の法則によって創造された。出来過ぎなほど精巧である。偶然とは思えない。何かしらの意図があったに違いない。

つまり、意図したことが顕われた。

法則の創った人類もまた同じことができる。意図したことが現実として顕われるのだ!

この思想によれば、現実として顕われた全ては、誰かの意図が引き起こした結果となる。天変地異でさえその例外でない。

一人ひとりの意図おもいは小さくとも、何万何億と積み重なるなら、いつか天をも動かし、悲惨な天災が起こってしまう。

どうすればいい──

彼は悩む。

世界で起こる不調和な出来事は全て、地球人の意図が現象化しているのだ。一体どうすればいいというのだろう。

何をどうしてよいかわからず、絶望の中で、彼は悶々と悩み続けるのであった。

☆☆☆

『たーしかに確かに。何かやる時は思ってからだもんな。行動の前に思いありってわけ。なら、思いが叶うってのはわかるよ』

『けどさ、誰が何を思うかなんてどうすることもできない。そもそも、本当は何を思っているんだか、わかりゃしないからなぁ』

『一人ひとりの思いが積み重なって集合意識か。そいつが天変地異を引き起こすんなら、もう甘んじて受け入れるしかないぜ』

『そもそも、自分が何を思うかだって自由にならないもんな。勝手に浮かんでくるんだから、どうすることもできねえよ』

☆☆☆

生きているのではない
生かされている

息を吐けば吸う
何を食べても
血は赤い

生まれてから死ぬまで

ただひたすら
心臓が脈打つばかり

生きているのではない
生かされているのだ

何をしてもしなくても
何を思っても思わなくても

ただあるがままに
受け入れてよい

生きているのではない
生かされているのだから



イラストは朔川揺さん💖
桜はあっという間やねぇ

☆☆☆

お読み頂きありがとうございます!

次回は4月28日です。

ではまた💚



ありがとうございます🎊