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ノーザンFの思惑を騎手の配置で読み解く!ヴィクトリアマイルの回顧。

ノーザンFの思惑を騎手の配置で読み解く!ヴィクトリアマイルの回顧。

こんばんは。さだぼーです。
クラシック戦線真っただ中というのに、仕事に追われ全然投稿出来てないですが、相性のいい今週のオークスや、ダービーは頑張って投稿したいと思います。

さて、先週のヴィクトリアマイルでは、ノーザンF勢の騎手の配置から、狙いはソダシか、レーンのテルツェットだとtweetした。

やはり、勝ち馬は1頭なのに、クラブ馬を含めて出走しすぎの感もあったが、一口のオーナーさんに配慮するか

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2021年のデータをさだぼー的にまとめて、2022年の競馬を妄想してみよう!【騎手編】

2021年のデータをさだぼー的にまとめて、2022年の競馬を妄想してみよう!【騎手編】

前回の妄想は【種牡馬編】という事で、いかがだったでしょうか?

過去のデータという事実に基づいた私の勝手な妄想ですから、賛否両論あるでしょうが、Twitterのいいね!やnoteのスキとか頂けるとテンションが上がるのでよろしくお願いします。

さて、今回は「人」にスポットを当てて妄想していきたいと思います。まずは【騎手編】から。

【騎手編】まず、騎手の年収から見てみましょう。騎手の年収となるのは

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2021年のデータを、さだぼー的にまとめて2022年の中央競馬を妄想してみよう!【種牡馬編】

2021年のデータを、さだぼー的にまとめて2022年の中央競馬を妄想してみよう!【種牡馬編】

はじめに
2021年も終わりましたね。皆さん成績はどうでしたか?私は若干マイナスになってしまいました。馬券はマイナスサムゲームなので、今年はプラスの人もいるとは思いますが、やればやるほど、賭ければ賭けるほど、統計学上「大数の法則」によって回収率は限りなく75%付近に寄って行きます。

さいころを振って出る目が、最初は偏りがあるものの、何百回、何千回と振るうちに目の出る確率が全て6分の1に限りなく近

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JRA騎手の年収は?騎乗手当および騎手奨励手当など、ノーザンにどれだけお世話になっているのか計算してみた。

JRA騎手の年収は?騎乗手当および騎手奨励手当など、ノーザンにどれだけお世話になっているのか計算してみた。

皐月賞、菊花賞のクラシック勝ちで大躍進中の横山武史が、秋の天皇賞までぶっこ抜き、現在の日本競馬のTOP3である、ルメール、福永、川田を凌駕する活躍を見せている。

そこでこの若干22歳の横山武史はいくら稼いでいるのか、いくらノーザンに稼がせてもらっているのかを、2021/11/01現在のランキング上位騎手を中心に計算してみる。

騎手の収入はおおむね下記の4つに分かれる。

1、レースで取得した賞

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【帯封記録】過去6回あった100万円超の払い戻しのお話

【帯封記録】過去6回あった100万円超の払い戻しのお話

現在、競馬関連のtwitterなどを見てると、掛け金が100万超えだったりと、嘘かまことか驚くような金額が飛び交っている。

私の場合、何万円も賭ける時は、前日や直前のレースで勝った時か、よほどの自信がある時だけだ。

それでも多くて2~3万円くらいで、普段は毎週4~6千円くらいの予算で競馬を楽しんでいる。

初めて馬券を買ったのはシンボリルドルフが引退した次の年の有馬記念。

ダイナガリバーが勝

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社台のサンデーサイレンスに対抗する為に、約44億円(41株)という破格のシンジケートが組まれた「神の子」ラムタラのお話。

社台のサンデーサイレンスに対抗する為に、約44億円(41株)という破格のシンジケートが組まれた「神の子」ラムタラのお話。

2002年に競馬大予言という雑誌に私が書いたコラムだが
JS、アロースタッド、ユニオン、ヒダカBUなど、
代表者が変わったり、世代交代が進んだり、
いろいろ整理している時に再度読み直してみた。

手前みそながら、なかなか面白い記事だったので、
少しリライトしてnoteに残しておこう。

~競馬大予言02秋G1号より~今やスポーツの域を超えビジネスと変貌した近代競馬は
社台グループなどの大資本を中心

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立場を違えただけで、
見えない事実も見えてくる・・・「走らせる側に立って考える」を教えてくれた清水成駿氏の著書

立場を違えただけで、 見えない事実も見えてくる・・・「走らせる側に立って考える」を教えてくれた清水成駿氏の著書

以前、上記のような記事を買いたことがある。
競馬を始めて頃に「必勝法は無いものか」と、
出目作戦、オッズ作戦、血統、スピード指数、
有料無料にかかわらず様々な方法を試してみた。

色んな競馬のいわゆる必勝本も買いあさった。
ある日ふと立ち寄った古本屋で清水成駿氏の
「財産のためにマジで競馬と戦う本」に出会い、
その考え方に衝撃を受けて以来の大ファンである。

前書きの一部を抜粋してみよう。

「孤

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いよいよ秋競馬の始まり。中央に戻ってくる前に真夏のローカル2歳戦を振り返る。

いよいよ秋競馬の始まり。中央に戻ってくる前に真夏のローカル2歳戦を振り返る。

9月に入ると、ローカル開催も終わりに近づき、
いよいよ東京、中山、阪神競馬場へ舞台は移ってくる。

真夏の暑い時期を休んでいた実績馬も動き出し、
本格的な秋競馬に向けて人馬共に本気を出してくる。

今年の秋競馬の傾向や来春のクラシックの勢力図。
そして大まかなテーマを探るために、
まずは今年の夏の2歳戦を振り返ってみよう。

データは、6/5(土)の中京5R新馬戦から、
8/29(日)の新潟2歳S

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穴党必読!高配当狙いのさだぼー的「ウラスジ」とは何か?馬券購入に役立つ本当の情報とは?!

穴党必読!高配当狙いのさだぼー的「ウラスジ」とは何か?馬券購入に役立つ本当の情報とは?!

「人の行く裏に道あり花の山」

他人と同じ事を行っている限り利益は得にくい。むしろ、他人と逆の行動をとることが大事。逆張り的な発想を象徴する格言の一つだ。

私の予想パターンのひとつに「ウラスジ狙い」というものがある。もちろん穴党である私にとって人気馬を素直に買うという発想はない。

常に危険な人気馬や、一般ファンの幻想に隠れた穴馬を探しているのだ。そういったレースにこそ妙味があるというものだ。

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春の東京開催最終週は、ダービー、安田記念で苦汁を飲まされたアノ陣営の巻き返しだ!

春の東京開催最終週は、ダービー、安田記念で苦汁を飲まされたアノ陣営の巻き返しだ!

上記の記事で書いたが簡単に振り返ると、ダービーを中心としたこの東京開催で不自然な乗り替わりがあった。

毎日杯でシャフリヤールに騎乗し結果を出した川田だったが、本番のダービーでは元の福永に急遽スイッチして勝った事だ。福永が東上していたのならこの代打も納得がいくのだが、なんとその毎日杯では未勝利戦を買ったばかりの馬に騎乗していたのだ。

そして本番のダービーで福永にスイッチしてダービー連覇となるのだ

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ダービー馬シャフリヤール、安田記念馬ダノンキングリーに見る、川田、福永の乗り替わりの謎を解く。

ダービー馬シャフリヤール、安田記念馬ダノンキングリーに見る、川田、福永の乗り替わりの謎を解く。

シャフリヤールにおける川田から福永へのスイッチ

福永の手綱でダービーを勝ったシャフリヤールだが、前走の毎日杯では、新馬戦、共同通信杯と手綱を取っていた福永に代わり、何故か川田が騎乗してレコード勝ちを収めた。

一方、福永はというと未勝利戦を勝ち上がったばかりだったキャロットFのルペルカーリアに騎乗するという謎の乗り替わりがあった。

そして本番のダービーで福永に戻りダービーを勝つわけだが、ここで

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社台グループのセレクトセールを中心に開催される競走馬のセリ市場情報で、現在の振興馬主や馬主関連の勢力図がまるわかりになる。

社台グループのセレクトセールを中心に開催される競走馬のセリ市場情報で、現在の振興馬主や馬主関連の勢力図がまるわかりになる。

日本における馬のセリ市場とは大別すると以下に分けられる◇競走年齢に達していない0~1歳の仔馬
◇競走年齢を満たす2歳に達し調教が施された未出走馬
◇現役競走馬
◇繁殖牝馬

0~1歳の仔馬については生産者が売却を前提としたマーケットブリーダーならばセリ市で馬主に売却されることになる。ただし、日本においては庭先取引と呼ばれる直接売買が約8割を占める。競走年齢を満たす2歳に達し調教が施された未出走馬は

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ローカル開催は地元馬主協会所属の馬主に注目だ!【新潟馬主協会編】

ローカル開催は地元馬主協会所属の馬主に注目だ!【新潟馬主協会編】

一般社団法人 新潟馬主協会役員◇名誉会長   臼倉 勲(スマイル)

◇名誉顧問  村木 篤(ストロング:村木不動産商会))

◇会長理事  飯塚知一(シャドウ)

◇副会長理事 吉田晴哉(追分ファーム)
       原 禮子(オメガコンサルタンツ)

◇常務理事  松岡雅昭(キョウエイ)

◇理事    棚網基己(幻冬舎元会長)
       村木 隆(村木篤の親族))
       猪熊広次

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ローカル開催は地元馬主協会所属の馬主に注目だ!【札幌編】

ローカル開催は地元馬主協会所属の馬主に注目だ!【札幌編】

さて今回は札幌馬主協会編だが、ここは超大物が揃っている激ヤバの馬主協会だ。

吉田家と岡田家の最強兄弟たちまず、会長が泣く子も黙る社台グループ総帥の吉田照哉氏。そしてノーザン帝国の代表吉田勝己氏も名を連ねている。

そしてマイネル軍団の総帥である岡田繁幸をはじめ、妻でビッグレッドファーム代表の岡田美佐子、長男でラフィアンターフクラブ代表の岡田紘和と、マイネル軍団総出で所属している。

なぜか三男で

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