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救いの手はすぐそこにあるけど、手を伸ばせない人もいる

annさんの記事を拝見して胸をうたれました。
色んな意味でうたれたので平仮名で。
(打たれたとか撃たれたとか討たれたとか……)

こちらがその記事です。



先にお断りしておきます。
流し見して目に入らないようにするのを忘れていてすみません。
先に食らってしまった方、申し訳ないです……。

かなりどぎつい記事になっています
繊細さんは出来れば見ない方がいいかと思います
読んで気分が悪くなる危険があります
うつ病などの精神疾患で苦しんでいる方、またその家族の方は避けた方がいいかも知れません

この記事の内容は、

○精神疾患の昔と今
○子どもの世界
○巡り合わせとはいうけれど

です。


精神疾患の昔と今

うつ病に限らず、精神疾患の人を抱える家族はとても大変です。特に子どもは親の病気を理解するのはとても難しいだろう、と思います。
今でこそうつ病は市民権? を得て、クリニック等の精神科に通いやすくなりました。うつ病に関しては、国などのフォローが増えてきているのを実感しています。

会社でも『うつ病』と言えば、それなりに対処してくださるでしょう。その単語を出しても言われない訳ですよ、一応。

キ○ガイ と。

実は陰で言われているのは私も知ってますw 精神手帳は別名、キ○ガイ手帳って言われてますし。そういった文章を見かけるたびに、悲しいなぁとは思いますが、取り立てて反論もしません。

だって私から見たらそっちのがキ○ガイだからねw

おおぅ、話が逸れました。

昔、精神疾患はそもそもうつ病とか統合失調症とかに分かれていなくて、まるっとまとめてヒステリーとかそんな感じで呼ばれてました。ノイローゼ、とか。ひとくくりだったのです。

かかる病院は精神病院一択。クリニックとか心療内科とかありませんでした。私が昔、暮らしていた場所の近所に大きな精神病院があったのですが、皆に恐れられていました。近づくな、とも言われましたね。

そういう時代にうつ病になるとどうなるか、という……。
村社会から排他され、集合住宅とか社宅には住めなくて、マンションでも追い出されることも多々あったのではないかな、と思います。

今でこそ認知度が上がり、様々なケアをうけることが可能になりました。困っている親御さんには、お願いすれば相談に乗ってくれる人もいます。児童相談所……は……まあ、あんまりあてにならないですが、ないよりマシ程度には機能していると思います。

子どもの世界

幼い子どもの世界はとても狭いです。親と暮らす家があって、お友達がいて、幼稚園や学校に行って。
過ごす時間の大半が実は『家』なんですよね。母親、または父親に保護されながら生活している訳です。

育児というよりは保護責任を負っているのが親なのですが、稀にその責任を果たせない状態に陥ることがあります。
病気だったり、事故だったり、もしかしたら死亡してしまうことも。
その時に一番、しんどいのは子どもだと思います。

私はannさんの書かれた記事の母親、父親によく似ていると思います。
暴れたりはしませんし、刃物で切りつけたりもしませんが、よく寝てました。気合いがあった頃は色々と頑張っていたのですが、10年で限界がきました。

そしてその記事の中で『逃げた』と言われている父親のように、私は東京に来ました。

私の場合は自分の父母が子どもの面倒を見てくれたのでマシだったのかも知れませんが、そうでなければ子どもは児童相談所行きになっていたと思います。
元旦那が子どもを育てられなかったからです。食事も与えられず、子どもは荒んだ目をしていたと聞きました。
ひと月も経たないうちに、私の父母が子どもを引き取って実家で暮らすように手配しました。

子どもの世界の一部が自分の家から祖父母の家に切り替わり、父母は一緒におらず、母親が稀に戻ってくる程度。
今、私は子どもに嫌いとか死ねとか言われても仕方ないな、と思っています。
(さすがに死ねとは言えないというか、逆にそんなことを私が言えば子どもがキレますが)

そんな子どもの世界は育つうちに広がりますが、歪みも生じると思います。自分の友達とは違う環境で育っているのですから、仕方がありません。
ただ、私の子どもの場合は、周囲の離婚率が高かったためか、片親しかいないという子どもは多かったようです。

それとヤングケアラーの子どもが非常に多い高校に無理矢理進学させられた(片親の子は中学校がそう手配しているらしいです)ので、妙に達観していると言いますか……。
学友の中にはバイトをしながら父母の面倒を見ている子もいたようです。

高校生くらいになるとそういう友達も見るようになるので、自分の環境と人の環境を比べることが出来るようになります。
同時に病気の知識も得られる環境が整いますが、いきなり精神疾患の勉強をガッツリ始める子はレアかな、と思います。

親の世話をする子どもはそんな暇はないのですよ……。料理洗濯掃除、全てを担っている子がいる、とも聞きました。
その子のご飯がなかったため、娘が弁当を分けていたそうです。ここまで来るともはや虐待レベルなのですが、その子はどこにも相談することなく、毎日を過ごしていたようです。

巡り合わせとはいうけれど

親と子の出会いというのは、本当に人間にはどうしようもないことだと思います。
でも環境の良し悪しはある程度までなら、どうにか出来るのではないかと思います。

あ、書いてて吐きそうw 綺麗事だと判ってるからですね。
現実にはそう簡単なもんではないのです……。

確かにケア環境は整ってはきていますが、子どもを含めて、というのは難しいようです。
親が育てられない場合、施設に行くとか行けとか言いますが……。
施設育ちの子に聞きましたが、施設はある種の地獄らしいですよ……場所によるのでしょうが。
年頃の女の子は特に酷い目にあえそうです。輪○、強○が普通だったと聞きました。
そんな施設に行くのが幸せなのかどうか……。親元よりはマシという子どももいるかもですけども。

親やその親がビンボーだと、その子も当然、ビンボーな訳ですよ。
世の中、金銭が全てではありませんが、最初から裕福な家の子には決して判らない環境だと思います。逆も然りですけど。
どこでビンボーを抜け出すかって話ですが、はっきり言えば困った親ととっとと縁を切って、自立し、のし上がっていくしかないんですよね……。

でもいくら若い頃に頑張ってのし上がろうとしても、どこかで幼かった頃の経験がツケとして回ってきます。
子ども本人がうつ病や適応障害で苦しんだり、PTSDで辛い思いをしたりすることが多いと思います。
酷い悪循環ですが、回復とまではいかなくても様々な方法で症状を緩和することは可能になってきています。

annさんが仰っているように。
どうか心が折れる前に、誰かに助けを求めてください。


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興味のある方は良かったらどうぞ。

今回の記事はやびー 丨うつ病マンガさんのイラストをお借りしました。
ありがとうございます。

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