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社会の羅針盤

この世は生き難い。そんな社会で何とか生き抜く力を与えてくれる書籍を紹介してゆきます。
生き難いこの世の中、どうしぶとく、生き抜くかを一緒に考える書籍をご用意します。
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記事一覧

「教育の社会学的見地とは? 02」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

「新・教育の社会学: 〈常識〉の問い方,見直し方」:苅谷剛彦, 濱名陽子氏を引き続いて読んで…

100
あや工房
14時間前

「教育の社会学的見地とは? 01」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

少子高齢化に喘ぐ我が国。従って、子供たちはある意味、金の卵だ。将来を担う未来の期待児たち…

100
あや工房
2日前
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「児童文学ではない存在」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

私たちは子供と大人の閾値を必ず設ける。その大きな理由は子供には十分な経験や知識が備わって…

100
あや工房
3日前
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「東京バベルの塔」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

「正力ドーム vs .NHKタワー:幻の巨大建築抗争史 (新潮選書)」:大澤昭彦氏を読んでいる。

100
あや工房
9日前

「倫理という罠 03」毎日ショートエッセー:古い羅針盤137章

倫理というものは中々、厄介である。本文でしばしば引用される、サンデル教授の正義論もその類…

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あや工房
12日前

「倫理という罠 02」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

徳ある人になれ、それが徳倫理学だとしたら、やや腰が引ける。とても、徳に溢れた賢者だと自分…

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あや工房
13日前

「倫理という罠 01」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

人が人足るには、道徳が必要としばしば議論される。そして、その道徳の根源には倫理という厳然とした法が控えているはず。が、現実はそう単純ではない。例えば、人の命。他人の命を奪ってはいけない。これが倫理の原点を思いきや、戦争や紛争に当って、敵側の命はこの他人に含まれない。国が認めた殺人行為は倫理観を超越するのだ。詰まり、この倫理感もご都合主義の極みであり、皮肉屋の尤も引用する好事例でもある。「つなわたりの倫理学 相対主義と普遍主義を超えて (角川新書)」:村松聡氏を読んでいる。

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100

「反アメリカンドリーム 02」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

「なぜ、無実の人が罪を認め、犯罪者が罰を免れるのか-壊れたアメリカの法制度 (単行本)」:ジ…

100
あや工房
2週間前
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「反アメリカンドリーム 01」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

アメリカンドリーム、古くて新しい言葉だ。多くの移民がこの国を目指して、難路をモノとせずに…

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あや工房
2週間前
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「何故、家を買うの? 02」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

「私たちはなぜ家を買うのか: 後期近代における福祉国家の再編とハウジング (シリーズ数理・計…

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あや工房
2週間前

「何故、家を買うの? 01」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

前月のブログで三日間も掛けて、「「仮住まい」と戦後日本」:平山洋介氏を紹介し、我が国の貧…

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あや工房
2週間前

「宇宙戦争という現実感」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

肥大化する人口数なる人類。それに見合った資源が不足しているのは、徐々に悪化する地球環境を…

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あや工房
2週間前

「国境というナンセンス」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

世の中では、紛争や戦争が絶えない。その原因の多くは境である。ここから先は俺のもの、否、私…

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あや工房
3週間前
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「暴力という罠」毎日ショートエッセー:古い羅針盤136章

ドラえもんの最後の章を読まれた読者も多いかと。弱虫ののび太がずっと、腕力で虐められていたジャイアンに、身体を張って向かってゆく勇敢なシーンだ。ずっと戦いを回避してきた最後に、男の子らしい解決法で締めくくったものだ。これは漫画だから正しいのだろうか?暴力に対抗して、暴力で向かう。目には目を、は正解なのだろうか?「死なないための暴力論 (インターナショナル新書)」:森元斎氏を読んでいる。

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