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婚活でも恋活でも。異性をゲットするための「心の筋力」とは

準備体操無しで臨むと足がつる、怪我をするーー。
恋愛はスポーツに良く似ていると常々思っているが、今日は、異性をゲットしにいくときに必要な「心の筋力」について語ってみたいと思う。

結婚相談所をやっていたとき、なかなか相手が見つからない会員さんには特徴的なパターンがあった。
恋愛経験が不足している人(異性と付き合ったことがほとんどない)が不利なのはもちろんあるが――
やっかいなのは若い頃モテて、待っているだけで相手が寄って来た人。このパターンの人がある一定の年齢以上になると、恋愛経験が不足している人よりもはるかに大変だ。
待っているだけでは相手が見つからなくなるのに、自分から相手をゲットしにいく筋力がないのだ。そして、多くの場合そのことを認めたがらない。

筋力。とにかく、これを鍛えなければ話にならないのだ。

恋愛と似ているもの・その2 「営業活動」


恋愛はスポーツと似ているが、もう一つ、とても似ているものがある。
それは「営業活動」である。

長らく営業マンとして働いてきた私は、出会いについて「神様が与えてくれるもの」あるいは「明るい心と笑顔を忘れずにいれば、いつの間にか手に入るもの」などとは全く考えていない。
もっとシステマチックで論理的なものだ。
すなわち、以下の式が成り立つ。

出会いの数 × 受注確率(%) = 受注数
※受注というのはこの場合「結婚できる」とか「彼氏ができる」ということと同義と考えていただきたい。

受注確率はその人の「モテる力」「クロージングする力」「相手への高望み具合」などが複雑に絡み合う部分であり、もちろん、個人毎に異なるものだ。

ある人、A子さんの受注確率が10%であるとする。
(注:これはかなり高い確率だと思われます)
この場合、受注(1人の夫)をゲットするには

10人との出会い × 10% = 1人

最大で10人との出会いを創造しないといけないことになる。

10人? 大したことないじゃん と思うかもしれないが、これがけっこう難しい。
当然ながら挨拶をする程度の異性はここに含まれず、「1対1でお茶または食事をする相手」を見つけなければならない。

モテモテだった若い頃には目をつぶっても手に入ったかもしれないが、マッチングアプリだったら大変だ。つまらないメッセージのやり取りを続け、ようやく初回のお茶デートにこぎつけ、その段で「なにあの人! もう二度と会いたくない!」となり、帰り道のブロック塀全てを蹴り倒して破壊したいような気持ちになることもあり得る中での10人だ。簡単なわけがない。

場合によってはたった1度のデートで「この人素敵…! 運命の人かもしれない!」となり、その日のうちにベッドインし、楽しくてたまらないデートを重ね、彼と過ごす時間が増えるようにとあまつさえ独り暮らしさえ始め、さあ両親に紹介となった段階で「実は…俺…既婚者なんだ…」となり往復ビンタとアッパーカットとハイキックをお見舞いして男を家から追い出すも、その時点で彼と出会ってから2年もの時間を浪費してしまっていた……

などということさえある中での10人なのだ。簡単なわけがないではないか!!
(やけに鼻息荒いけど、私自身の経験とは異なります。念のため)

それでも、諦めずに10人との出会いを創造すれば、A子さんは理論上、夫をゲットすることができるのだ。
しかも、ガチャガチャと同じで、10回を覚悟して引き始めたら、お目当てのグッズ(夫)が1回目か2回目でポコンと出ることだって十分にあり得るのだから、挑戦しない手はないと思う。

お相手探しのガチャを、楽しく引きに行こう


冒頭に述べた「筋力」とは、恋愛でツライことがあったとき「よしっ、これで、◯回目のガチャが終わったな。次いこう!」とマシンに笑顔で100円を投入できる力のことなのだ。

のめり込んだ恋愛であればあるほど、終わる時は辛い。まるで、命が無くなるのではないかと思うくらいに辛い思いをすることもある。
でも、その辛さを長引かせてはいけない。長くても1ヶ月。それ以上落ち込んでいたら次の一歩が踏み出せなくなる。

思いどおりのグッズが出なかったからといって、ガチャガチャのマシンの前で倒れ込んで動けなくなる人はいない。
そのことを頭の片隅に置いて相手探しをはじめれば、辛いことが起きても立ち上がり、次の一歩を踏み出すことができるだろう。

最初が肝心。「お相手探しのガチャを楽しく引きに行く」、そんなイメージをもって始めれば、何があっても大丈夫。きっとすぐに立ち直ることができる。

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