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怒ることに早い人は

久しぶりにマジギレしている人を見た。
私自身、我を忘れるほど怒ったことがないから、なぜそんなに怒れるのか不思議でならない。

キレやすい人は、怒りの沸点が低い。そして、怒りポイントが沢山。だから、怒りやすい人はいつも何かに怒っている。

アンガーマネジメントでは、それぞれ『許せるエリア』があって、エリアが小さいから我慢できないことが沢山あるという考えらしい。

まずは自分のエリアを知り、それを相手に伝えること。エリアの大きさが違うと、相手がなにを求めていて、なぜ怒っているのか理解できないからだ。

そして怒りを書き出してみるといい。口から出た言葉は、勢いや本心でないこともある。売り言葉に買い言葉でもともと怒っていたことから道がそれ、結局自分が何に怒っていたのか分からなくなる。書いてみると、意外とくだらないことだった、なんてこともある。

それから、怒りは暴力や物の破壊で発散しないほうがいい。怒りが増福するからだ。冷静さを欠くと判断も鈍り、ますます理解してくれない相手への怒りが増す。

そもそも怒りなんて長く持続するものではない。怒りたくなったら10秒でもいい。少し待ってみよう。それだけで少し興奮度が下がる。

怒ることに早い人を見ると、かわいそう、と思ってしまう。怒ることで解決することはないし、人間関係も壊れる。そして怒ってばかりいると心も疲れるだろう。

怒ること自体は人間の本能。悪いことではない。それをコントロールできないだけ。怒りを手なづけて、味方につけよう。本当に怒るべきことで怒り、無駄に怒らない。

心穏やかに。

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