『06日久幸の話を少しだけ』
0823文字で
おやすみなさいに繋がることを書こう。

2022年はコントロールが効かないことが様々あり、じっとりとした自分の無力さを叩きつけられるような、そんな年だった。
（どんな年？

人は小手先の理屈、その場しのぎのテクニックで
少しでも周りや自分自身を出し抜こうとするし、
少しでも楽をしようするけれど、
さすがに46にもなるとわかってくる。

それは決して楽しくもなく、
また、その先に、
良く変わることなどない、ということを。

それでも、また繰り返して、　　
胸の奥を痛めるのだけど。
また、結局それやん、てな。

しかし反面、すごいやん、俺。
と思うことが大きく3つ。

それは決してお手柄ではなく、
胸をすくとかホッとするとかである。

コレを遂行したのだから、
もう安易に自己否定に逃げることもできないなぁと、にんまり思えること。

まずは、お仕事のパートナーの成長や
状況の打開をともに喜べたシーンや
京橋ベース・サンリンズを整備してもらえたこと。

次に、新しいサービスの立ち上げ
（おやすみなさい介護）だ。
介護福祉サービスの立ち上げは8年ぶりで、
立ち上がったこと自体が素晴らしい。

もう一つは、
2021年2月に享年98で亡くなった友達、
久幸（ひさこう）さんの骨を
斎場まで引き取りにいき、　
本人の生前の希望通り、
一心寺さんに入れることができたこと。
1年半の時を経て、やっとのこと。

ひさこうについては、山ほど語る事があるから、ここでは割愛するが、
めちゃくちゃいい女だ。

その風情に惹かれ
僕は7年も前から、
よく知りもしない、
身寄りない彼女に
突如、指名を受け、
望む所に連れて行ってねと刷り込まれ、
まさにその通りに動いたのかと
納骨と共に納得した。

そうだよ、これは希望の話でもある。
人は、ちゃんと念を残しても
それでも残念にならず
自分の望みを叶えることができる。
彼女はイカした女だ。

今年最後の夜は久幸のことを考えながら締めたい。　　

良いお年を。
皆様、ごゆっくりおやすみなさい。

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《30分かけてゆっくり噛んで味わう薬膳粥》大和当帰葉用いて滋味と爽やか溢れるお出汁が特徴。

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