カーテンを開けてご機嫌よう
カーテンを閉めてまたいつか

出て行く時、声はかけないよ
できるだけできるだけ音は立てないよ
静かに息をしているみなさんの
安らかな風情に、念は残さず
冷えた身体温まる思い出だけは残しておくの、
浮き上がる時に使う為

カーテンを開けてご機嫌よう
カーテンを閉めてまたいつか

重たい鎧や不安な気持ちは置いて行くよ
気軽さや安寧を大切に大切に
穏やかな息をしているみなさんも
温かな表情で、心落ち着けて
深い深い豊かな呼吸だけは保っておいて
どこでだって会えるように。

カーテンを開けてご機嫌よう
カーテンを閉めてまたいつか


幕間に眠る人達は、
震える大気の中、きらめく光の中
歌いながら弾けながら
ゆっくりゆっくり
ゆっくりゆっくり

カーテンを開けてご機嫌よう
カーテンを閉めてまたいつか

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