スパイダーウィックの謎

概要(wikiより引用)

『スパイダーウィックの謎』(The Spiderwick Chronicles)は、2008年のアメリカ映画。
原作は『スパイダーウィック家の謎』という児童書。作者はホリー・ブラック、絵はトニー・ディテルリッジ(英語版)。文溪堂より飯野眞由美の翻訳で以下の全5巻が刊行されている。

双子の兄弟のジャレッドとサイモン、姉のマロリーは母のヘレンに連れられ、朽ち果てた屋敷にやってくる。両親の仲違いから、母親と子供たちは大昔に行方不明になった大伯父スパイダーウィックの屋敷で、新生活を始めることになったのだ。この家にやってきた直後、壁の裏に何かがいる気配を感じたジャレッドは、さっそく屋敷を探検。屋根裏部屋で「決して読んではいけない」と警告のメモが張られた本を見つけ、思わずページをめくってしまう。

元が児童書で、子供が主人公のファンタジー作品なので、大人の目線で観ることはマナー違反だと思う。が、それにしても、そういうファンタジー作品達と比べて粗が目立つ気もする
自分は原作を読んでいないので、映画化するにあたって細かいところを省いたり色々練り直したりしたのか、原作もこう言う感じなのかは分からないが、全体的に主人公サイドに感情移入しづらいというか…
「不思議な本がきっかけで不思議な事件に巻き込まれる!」のではなく「読むなと言ったのに読みやがって!ホラみたことか!死ぬぞ!?」というテンションで話が進むので…
主人公はワガママなクソガキの印象が最後まで拭えず
巻き込まれる家族達はなんか可哀想だし
全ての事の発端の「本」も実は「大叔父が好奇心のままに妖精界の秘密を暴いて書いた物」で、故に「本が悪ゴブリンの手に渡ると妖精界が滅びる」というヤベー本で…
大叔父は「コレは私が人生かけて書いた本だから処分したくない」!」とこれまたワガママボーイなせいで現代で家族が大ピンチ…
と、もちろん「ゴブリンが悪い!」のはそうだがそれにしても主人公サイドがなぁ…と終始思ってしまった
あと「サークルから出るな」とか「本を家から持ち出すな」とかの大原則ルール的なものが結構ガバガバで、大叔母はサークルからでて病院にいるし(塩で守ってたけどそれでokなのか…?)、主人公立ち上がり達も雑に外に出るし…まぁ気にしてはいけないんだろうが…

しかしまぁそういう「粗探し」は「下品」だろう
児童書のファンタジーだし
そういう粗を一切気にせずに見れば、映像面ではゴブリン等のクリーチャーCGモデルはよく動くし綺麗だし、冒険ファンタジーをしつつ「不仲な家族」が「事件を経て互いに協力し絆を深める」というポイントも抑えてるし、子供が見る分には満足に楽しめると思うので、つまり問題無いんだろう

まぁでも主人公はこの2022年の日本のsnsでは嫌われそうだとは思った(笑)
映画は広い心で見たいものですわ


ちっちゃいことは気にするな!それワカチコワカチコ!

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