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【名著5選】今すぐ読むべき一生使えるビジネス本

ここでも話したように

情報源を本に求める僕は、年間100冊程度本を読む。

その中で、「これをもう一年早く読んでいれば…」「これを20代の頃読んでいれば…」「高校生の頃こんな本と出会っていれば…」と思うことは多々ある。

そんな、1分1秒でも早く読んでおくべきという本を5冊紹介する。

普段、あまり本を読む習慣がない人は、この5冊だけ繰り返し読んでおけばいい。それ以外の情報は遮断していい。本当に重要な情報は、どうせ遮断しても入ってくるから。

男は女に比べて年上との接点が少ないから、女に比べるとガキのまま大人になる奴が多い、という話をしたけれど、

今はネットを媒介にすれば、普通に年上のおじさんとかともコミュニケーション取れるから、いいなあと思う。

有名人は昔からいろんなメディアを介して頭の中を開示してるけど、所詮世界が違うし距離も遠い。

だから普通の年上の人の話を聞こうにも、一人で町の居酒屋に入り浸れるコミュ力でもない限り無理のわけで。

でも今はネットを介せば、簡単にその人の頭の中を覗くことができる。その量が多すぎて取捨選択が難しいという側面はあるけど。

だから正直教えたくない。

こうやって引っ張って引っ張って、直前で「ここからは先は有料です」的なことをやりたい。

でも全部正直に教えるから、参考になった!と思ったら、サポートしなさいおじさんに。

1.ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

これは、ドイツを統一した鉄血宰相、ビスマルクの言葉である。

スキーをやったことがない人は、やったことがある人に教わる。

赤ちゃんは親から歩き方やご飯の食べ方を教わる。

生きとし生けるもの、知らないことは経験者から教わる。

これからの時代を生きる上で、過去を知ることはもっとも重要なことといえる。だからこそ我々は、歴史の勉強を欠かしてはならない。

本書は、人類発祥からの歴史を網羅する一冊。

50カ国で発売されており、オバマ氏、ビル・ゲイツ氏、池上彰氏、堀江貴文氏と、名だたる著名人が絶賛している。2017年のビジネス書大賞も受賞した。

『アメトーク 読書芸人』でカズレーザーが「東野幸治さんにオススメされて」と絶賛していたのもこの本だ。

まず本書を手にすると、ビシッと敷き詰められた文字に嫌気がさす。長いし高いし2,000円だし。

僕はこの本を、眠れないときに読む「眠くなる用の本」として購入した。

それがまあ、読めば読むほど寝れなくなる。

ここまで読んだら寝るかと思っていても、章の最後で重要なキーワードが投下されたりして「うわあ、ここで来るか」と、また次章も読んでしまう。まるで海外ドラマの手法。

「世界史の勉強とかめんどくせえ」という人は、本書だけを繰り返し読んでおけばいい。

人類が歩んできた歴史を本書でしっかり学んでおけば、社会で大恥をかくことはなくなるだろう。

2.養老孟司「半分生きて、半分死んでいる」

人は、討論を見るのが好きな生き物だ。

『朝まで生テレビ!』に限らずあらゆる情報番組は討論を基盤に設計されている。コメンテーターを数人並べ、MCを中心に意見を交わさせるといったような。

討論は、「自分はこう思う」と、参加意欲を活性化させる側面があるため、視聴者の目を長く惹きつけられる。

しかしその実、心に残ることはあまりない。

昨日見たニュース番組で、コメンテーターが言っていた言葉をどれだけ覚えているだろうか。

最後に見た『朝まで生テレビ!』で誰かが言ったコメントを覚えているだろうか。

おそらく、「○○さんが良いこと言っていた」「○○さんは頭がいい」「○○はろくなこと言わない」とった、漠然とした感想しか出てこないだろう。

養老孟司さんの本を読んでいると、視聴者を引きつけるために構成された討論番組やワイドショーが、とても滑稽に見えてくる。

小学生のとき教科書を真っ黒に塗りつぶさせられた戦前戦後の体験や、東大医学部卒、東大名誉教授という頭脳明晰さ、さらに、定年を目前にして、やーめた、と退職して虫取りに勤しみ始める若さ。

権威や名誉を獲得しつつも、平気でそれを捨て否定さえできるその姿勢は、まるでロックするアインシュタインといったような印象さえ受ける。

先日も養老孟司さんの話を拝聴に行ったが、

話し方がとにかく若い。80歳とは思えない。

池田清彦さん(72歳)に至っては、その辺の兄ちゃんみたいな親近感ある話し方をする。

数ある養老孟司さんの著書から本書を選んだのは、一番近い(2017年)時代の総括本だからだ。

我々にとってまだ記憶に新しい出来事に対する著者の見解本なので、入りやすいと思う。

もちろん、本書で関心を持ったら、日本で歴代5番目に売れた大ベストセラー、『バカの壁』もオススメする。

仙人の境地ともいえる高い次元の達観力。読むたびに発見がある。

3.鈴木祐「最高の体調」

どうも身体の調子が悪くて、病院に行くも「異常なし」と言われて「うーん…?」と思ったことはないだろうか。いわゆる不定愁訴。

体調に限らず、どうにも不幸が続くなあ、という時期もあるだろう。身内の病気が多くなったり。

そんな経緯から、風水に凝ったことが一時期ある。

この方角にはこういう色のものを置けとか、ゴミはちゃんと捨て、部屋は清潔に保ち、毎日空気を入れ替え、観葉植物を取り入れて、とか。

本書を読むと、風水とは、統計に基づいた人間の叡智の結集なのではないかしらと思う。

本書はもちろん風水関連の本ではないが、例えば観葉植物を取り入れることの良さが、膨大な研究機関の調査データを踏まえ、明快に書かれている。

刺し身についてくるガリや、揚げ物についてくるキャベツのように、「そうあるもの」とされていることが見事に本書で科学的に明らかにされているからおもしろい。

もっと単純にいえば、おばあちゃんが言ってたこと最強説。

「これ身体にいいのよ~」とおばあちゃんが言うことに、科学的根拠はない。情報ソースも「昔からそう言われているのよ」といった曖昧なもの。

でもそれらの多くが正しかったことに、改めて気付かされるだろう。

ちなみに僕はこの本を読んでから、薬を飲むのをやめた。

身体の異変が起きればすぐに薬に頼る癖をやめ、不要に病院に行くのもやめた。健康診断も二年に一度にし、とにかく自分の免疫力を高めることに務めた。

旬なものを食べ、なるべく緑に囲まれながら、限られた人達と会話(コミュニケーション)を楽しみ、よく動き、よく眠り、よく水を飲む。健康法は、原始人もやっていたであろうことをするだけ。

それで健康診断の結果は年々良くなっている。(※あくまで一個人のケース)

本書は、世界中のあらゆる研究データを元に、人間が健康を保つ方法がとても合理的に書かれている。

少しでも健康で長生きしたいと思う、全ての日本人にオススメの一冊だ。

日本人には、日本人に合った健康方法がある。

著者は、メンタリストDaiGo氏がもっとも尊敬するという、鈴木祐氏。

4.稲盛和夫「生き方」

現代の「孫子の兵法」というと、本書のファンは怒るだろうか。

戦国時代のような血なまぐさい殺し合いが起きることは現代では想像し難いが、心の切りつけ合いが絶えない世の中であることには違いないだろう。

全員と平等に共生していくことは難しい。できれば自分だけは助かりたい。でもそのために人を蹴落とするのも寝付きが悪い。

自分の家族は守りたい。でも他人にも優しくしたい。

本書はそんな現代の『生き方』を、京セラやKDDIを創業させ、窮地のJALをも救った経営の神様、稲盛和夫氏の名著だ。

世界11カ国で発売され、100万部を超えている。

努力を放棄し、コスパを求めるのも悪くないが、若い人が好きな堀江貴文氏も、「努力と熱量が大事だ」ということをよく言われていることを忘れてはいけない。

どれだけ時代が変わっても、最後は「諦めずに頑張ってる人が勝つ」というシンプルな理論は、未だに崩れない。

5.佐藤航陽「お金2.0」

アダム・スミス『国富論』、マルクス『資本論』、ケインズやリカードなど、世界に影響をもたらした本や経済学者は数あれど、近現代における日本経済学の決定版が、本書ではないだろうか。

本書は2017年11月に出た本だが、以降発売されているビジネス書でこの本以上の価値ある本とは未だ出会っていない。

もっと言えば、どれも本書の焼き直しに近いとさえ思える。「○○2.0」という単語が使い始められたのも本書以降だ。

これは、社会人、学生、高齢者、関係なく、現代を生きる全ての人が読んでおかねばならない。今から読んでも、世間と2年遅れを取っていると思った方がいい。

それくらい、今の日本の経済学やビジネスマンに影響を与えた本であり、賛同する・しないは別にして、早めに手に取ることだ。

今時代がどのように変わろうとしてるのか。これからどんな世の中になるのか。それがわかっていなければ、今懸命にやっていることが、まるで無駄な努力に変わる可能性がある。

人の悩みのほとんどは、先の見えない将来と、人間関係に集約される。そんな悩みを、この5冊が「そんなの余裕で大丈夫」と一蹴してくれる。

まとめ

※古本だと前の人の罫線や書き込みがあって心を乱されるので、買うなら新品の方がいい。どうしても中古で安く、という人は書き込みがないかよく確認を。

※Kindleで上下巻セットだとちょっと安い

流れで一応、自分の本の宣伝をすることに茶目っ気を感じてくれたら幸いである。

サポートしてくれたら今日は「麦とホップ」から「エビスビール」に変えます。本当にありがとうございます。