だから私はメイクする

大切な友達に配り歩きたい本#だから私はメイクする

今日、宝ものをまたひとつ手に入れたという報告をさせて下さい。

劇団雌猫さんの
【だから私はメイクする】
のシバタヒカリさんによるコミカライズ版。

▼あらすじ
メイク道を爆進するうちにあだ名が「叶美香」になった女、“推しネイル”にハマって猛練習する女、仕事場での“アドバイス”にうんざりしている女など、メイクを通して見えてくる、「社会」や「自意識」と戦う女たちの悲喜こもごも。「自分がどうありたいか」と向き合う、共感必至のオムニバス・ストーリー!

私は以前別記事でも書いた通り、
劇団雌猫さんのイベントにひとりでも乗り込む位に大好きなのですが、
(↓最高に楽しかったイベントのレポです!)

ハマったきっかけがこのコミカライズの原作本でした。

コスメ垢、美容垢のみなさんが発売されるや否やツイートしまくっていた事で知ったこの本。一番最初の「はじめに」の部分でぐっと、ぐぐっときたのです。(下記のサイトの試し読みで「はじめに」の部分を全文読むことができます!)


そう!そうなの!!と力強く何度もうんうんと頷きました。
その時の私は、メイクをある程度好きだったけれど、
自分で「私、メイク好きなんです!」って言うことには抵抗がありました。メイク好きは綺麗で輝いている人たちだけが許される趣味のような気がしていたのだと思います。コスメはすきだけど、服とかはぜんぜんだし、、、みたいな。

でも、この本に出会ってどんな形であれ好きでいていいんだと思えました。

そんな作品のコミカライズ
されると知った時もとても嬉しかったし、
単行本の発売も心待ちにしていました。

今日手に入れて
私はこの作品をみんなに読んでほしい!!という気持ちが爆発中です(笑)
たとえコスメ好き女子じゃなくても(コスメ好きだったらさらに最高な気持ちになること間違いなしだけど!)、ひとりひとりが語るコスメや美容への美学の背景は自分に重なる部分があるはずです。
誰もが最初からばっちし化粧が出来た訳じゃないし、化粧の目的だって違います。(2話目の主人公の「応援しているアイドルのコンサートを終わらせない為に爪に描きたい」がめちゃ好きでした!)
登場人物の「どうありたいか」が読み手の過去や今、未来にきっと重なる、その共感がコミカライズされ少しのアレンジが入ったことで、より強くなった気がします!(とくに3話目の登場人物とか、、、5話のドバイの女性の描写も絵としてビジュアル化されよりハッさせられました)
そしてこの共感は男性にだって届くんじゃないかなと思います。
女の子の気持ちを理解して欲しいっていう目線じゃなくて、自己愛の話だから。

何の安堵か少し泣けた

5話に登場するこの言葉に私は涙が出ました。
その言葉を発した登場人物へのよかったねという気持ちと同じくらい、自分もこの作品に、この言葉に出会えてよかった、そう思います。

大切な友達に、配り歩きたいって思う作品です。

絵もめちゃんこ可愛いのですが、
作者シバタヒカリさんが発売カウントダウンであげられていた投稿も最高なのでまずはこちらから是非見てみてほしい!どうぞ!

はあ~~素敵な作品に出会えた時の幸せ、何事にも代えがたい。


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