見出し画像

マインドフルネスは「呼吸法」を使うの?

 瞑想、マインドフルネスと聞くとどうやら呼吸と関わりがあるようだ。となんとなくご存知の方もいるかとおもいますが、「呼吸はどのようにしたらいいの?」「呼吸法は?」と疑問を思う方もいらっしゃると思います。なんだか難しいテクニックがあるのでは?いえいえ!難しく考える必要はないのです。今日は呼吸についてお伝えしていきます。

呼吸は今にいるためのテクニック

 呼吸についてお話する前にマインドフルネスについてのおさらいです!マインドフルネスとは?なんだったでしょうか。

リラックスするもの?
なんだか知的になるもの?
落ち着きを得るもの?
集中力が増すもの?

いえいえ、実は「単に今にいる」ということを学ぶ為の方法なのです。え?それって何を言っているの?と思うかもしれませんが、この表現は経験者向けの言葉かもしれません笑 結果的に単に今にいることは神経症的な緊張から抜け出してリラックスできたり、落ち着いたり、気を散らさない分、集中力が増すとは思いますが、やりたいことは〇〇になる!ためではなく、ただいることなんです。

しかし私たちはテクニックなしで今にいることが難しいです。ここで伝統的な方法として、自分の体で今起きている呼吸を使います。注意が散漫だと、まったく気にも止めないことかもしれませんが、体を止めて、今起きている呼吸に焦点を合わせます。つまり意識(自分の注意)を呼吸に払うことをするのです。すると、頭の中であれやこれやと気になっていたおしゃべりからまずは抜け出すことができます。


呼吸法は?
どんな呼吸をすればいいの?鼻呼吸?


さて、ここで疑問に上がるのが呼吸の仕方についてです。ヨガでも呼吸法がたくさんありますが、これは何かを得る為の方法であることが多いです。
例えば、体の火照りを覚ます呼吸法。鼻を浄化する為の呼吸法。眠りにつきやすくする為の呼吸法。などなど。。。


冒頭で記載したように、マインドフルネスは何かになろうと試みる方法ではありません。よりリラックスしよう!集中しよう!と試みることはしないのです。だからここでの呼吸法はありません。自然な呼吸を使います。呼吸が浅いな、深いな、今日は調子がいいな、悪いなと判断したり、呼吸について繊細に感じ取ろうとしなくていいのです。これでは「ただここにいる」どころか、自分の思考をさらに作り出して物事を複雑にしてしまっているようです。あなたの考え込む癖がここで発揮されるかもしれません。だから、もし呼吸について何か意図的に作り出している、考えている感覚があったら、それを優しく手放して、シンプルに呼吸に注意を払いましょう。起きている呼吸と、ただ共にいることが大切です。なので、あえて鼻呼吸を意識する必要はありません。ありのままの状態でいてください。

呼吸と一体となるように


呼吸の仕方が自然な呼吸であることがわかったら、次は呼吸への意識の向け方です。ここでは呼吸に優しく触れましょうとお伝えしています。つまり、呼吸を見張ったり、集中しすぎたりしないようにします。意識しすぎて眉間にシワが寄っていませんか?よく言うことですが、力が入った状態や見張っている状態では過集中になりすぎでしまいます。力を抜くことも大きなポイントですが、最初にお伝えしたように呼吸はあくまでの今にいるためのアンカーです。呼吸に従うように優しく一緒にいてください。犬とのお散歩でリードを強く引っ張りすぎないように。すべてにおいて優しくいることは重要です。

と、このように呼吸は難しく考えすぎる必要はありません!シンプルであるが大事であると私もたくさん教わりました。シンプルでいる。これがどうやら私たちは難しいのですよね。だから練習なわけです!ぜひ皆さんも一緒にやってみましょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?